“小さな自然再生” 研修会 「行こう、鮎喰川」〈その3〉

学び2022年10月31日

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投稿者:田中 泰子

(神山つなぐ公社 安心な暮らしづくり担当)

〈本番編 2日目〉 
遊び
・学び・実践する編 (9月11日)

2日目は、鮎喰川の様々な場所で、その場所にあった「小さな自然再生」を体験する一日。

1日目のプログラム「神山の先達と遊ぼう」が増水で中止になったこともあって、
「今日こそはみなさんと川に入れますように…」と願った朝。

我が家近くから、開催会場の方角を見てみたら・・・

朝陽が射してる!
無事、広野小学校下の鮎喰川(本流)からのスタートとなりました。

まずは安全管理を行う和田さん

本流だけあって、まだ水量が多く、岸辺に近いところでの活動となりました。


ここでできる「小さな自然再生」とは?
 

瀧先生が「水制」(バーブ工)について、みなさんに教えてくださいました。

「石はこんな風に積んでいくといいよ」

石が崩れにくい積み方も伝授してくださって、早速、石を積んでみる参加者の皆さん。

 

川のプロフェッショナルも一緒に石積み!

流れの違いが(この写真で)わかるでしょうか?

水生生物(だけではない幅広い分野で)の専門家、兵庫県立大学の三橋先生も来てくださいました。


糸のような繊維状のものでくっついた石と石を外していくと現れる川虫など、


あっという間に川の中にいる生き物たちがたくさん!
白尾さんからもお魚たちの紹介が!

カワムツ


オイカワ

ムギツク

ギギ


アカザ(神山ではアカンチョとも呼ぶそうです)


小さなモクズガニ

などなど

 

小さなこどもたちも夢中になっていました。


そして、2カ所目のポイントとなるWEEK神山の下を流れる鮎喰川本流へ。
(神山町下分地区)

ここでは、

ゴシゴシ

ゴシゴシ

鮎が好む栄養価が高い新鮮なコケが生えてくるよう、石についた古いコケを取るために、金ダワシでゴシゴシとみんなで磨きます。
「川を磨く」小さな自然再生。


 

水草も外来種が繁茂してきているので、それは川の中から取り除いていくといいよ、
とのお話もありました。これもまた「小さな自然再生」。


ドローンを飛ばす滋賀県立大学の学生さん

ドローンを飛ばし、サーモグラフィーによって見えた川の水温から、湧水がわいていることが分かることなどを教えてくださいました。


そして、3カ所目。
ラストポイントとなる上角谷川へ。
(神山町神領地区)


やはりここでも石を積みます!

 なんだか運ぶ石がだんだん大きくなってる!でも、楽しそうっ!

 バーブとそれによってできた川の流れに、みんな惚れ惚れ!? 
後ろでは瀧先生が「あの人たちみんな、河川工学を学んできた、すごい人たちだよ」とこっそり(笑)


三橋先生の水生生物講座。どこの川でも大活躍の三橋先生。

こどもと一緒に小さな水生生物探し中

後から三橋先生が話してくださったのは、「川にもいろんな生き物がいるっていうのを知らないと〈小さな自然再生〉の達成イメージがわかない。研修会の短時間でできそうなのはそれかなぁと虫を捕りまくってました。」とのこと。

みなさんそれぞれが、本当にいろんな角度から、この研修会をより良い時間にしようとしてくださっていたことを改めて感じました。

そして、神山の研修会での目玉!
・・・は、研修会初日にも登場する予定だった先達!
そして、この大きな網。

 

 

 ・・・と鎖。

網の方に鎖を近づけていきます

これは、ごろ引き漁と呼ばれるジンゾク(ヨシノボリなど)を捕る昔ながらの漁法。
昔は、縄に大きなサザエなどの貝殻をつけて、ゴロゴロ引っ張っていたそうです。
(下流からくる、その音と振動で、ジンゾクたちが上流に上っていくのを、鎖で囲い、大きな網の中に追い込んでいきます)

先達 河野のぶたかさん(左)と(右隣)岡田やすひでさん 

捕れたジンゾクたちは、素揚げにして食べるのが一番・・・とのことで、早速!

ジンゾクたちよ・・・

ちなみに余談ですが、私が通っていた(鮎喰川の中流域にある)小学校では、「ジンゾク狩り」という学校行事が毎年あって、捕れたジンゾクでお出汁をとって、そのお出汁で「うどん」を食べていました。当時の鮎喰川は、取り放題!なくらいジンゾクがいっぱいいた記憶が。

さて。こちらは、お魚を捕る若者たち(笑)

 

そんな中で、いい大人たちが始めたのは、

あれ??なんだ??

なんとなんと、人間バーブ!
石を積んでつくられるバーブの代わりに、自らの身体を投げうって?バーブとなってみる人々。。
しかし、これが本当に勉強になりました。
石積みバーブの役割を身体で体験できた貴重な機会となったのです!
これは本当にオススメ(笑)

遊んで、遊んで、(いやいや、学んで)

遊んで、遊んで・・・(いやいや、学んで・・・)

さらに遊んで・・・(いや、・・・)

ヒト科ヨシノボリ属   

ついに、終了の時間となりました。

最後は、みなさんと感想をシェア。

 「森のことも、里のことも、川のことも、神山なら暮らしとつなげながら考えていける。」(瀧先生より)
ここだからこそできる、ここだからこそ生まれていく取り組みを、大切に育てていきたいと思います。

学び多き、笑い多き、2日間。鮎喰川で一緒に遊んでいただいた(いやいや学びをともにしてくださった!)みなさま、本当に本当にありがとうございました。

全員で!

来年もまたみなさんとここ鮎喰川で、お会いできますように・・・!

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田中 泰子 (神山つなぐ公社 安心な暮らしづくり担当)

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