2年ぶりに【先生みんなでごはん&勉強・交流会】開催

学び2023年2月13日

投稿者:秋山 千草

2022年度から神山町内には、
森の学校みっけお山のようちえんねっこぼっこという
子どもたちが新たに過ごす場ができました。
また、2023年度には神山まるごと高専も開校予定です。

そのような状況の中、
城西高校神山校の先生からは「高専はどんな感じなんだろう?」
という期待と不安の声が聞こえてきたり、
森の学校みっけの現場を覗く機会があった神山の学校の先生からは
やはり現場を見るのは大事という感触を得たりし、

このタイミングで、まちで子どもたちに関わる先生や現場の方々が
顔を合わせ、お互いに知り合うことの重要性を感じ、
2年ぶりに先生みんなでごはんを開催しました。

今回は、以下の3部構成。
○第一部 勉強会「まちの新たな学びの場」みっけと高専を知る時間
○第二部 交流会「先生方や地域で子どもに関わる方との交流機会のつくり方について意見交換」
○第三部 食事会

まずは、第一部の様子をお伝えします。
第一部は皆さん関心が高く、保小中高と民間の方々で計32名が参加してくださいました。

最初は、みっけの現場へ。
神山温泉の近くの旧道を登っていく途中にて車を降り、みっけの入口へ。
道路から一歩入ると、一気に森の中でした。

こちらはフィールドを上から見た様子。右側に見えるのが校舎。製作には、一部子どもたちも手伝ったようです。

校舎を近くで見た様子はこちら。

さらに下の部分に降りていくと、キッチンがありました(写真右側)

参加した方からは
見学日が雨模様だったこともあり、「雨の日はどうしてるの?」と質問が。
代表の松岡さんからは
「夏は、川に入って過ごしたりするから屋外でも気にならない。
 その他の時期は町の体育館を借りて過ごしたりもしています」と。

みっけの現場見学を終え、
屋内にて高専のお話を
事務局長の松坂さんよりお聞きしました。

松坂さんのお話は「高専にまつわる4つの数字」という始まりで、
とてもわかりやすい説明をいただきました。

みっけと高専のお話を聞いた後は、
5名程度の小グループに分かれて、
お互いに知り合い、気になることを聞き合う時間。

みっけからは代表の松岡さん

上田さん(通称らんぼうさん)赤い帽子の方

森の学校みっけ、まちの食農教育、神山つなぐ公社(あゆハウス)の3つの役割を持つ中村さん(通称なむちゃん)黒い帽子の方

高専からは事務局長の松坂さん

地域連携担当、担当教科は体育の古屋さん(左側の女性)

徳島県出身、担当教科国語の春田さん(真ん中の女性)

それぞれの方と保小中高の先生方がお話しする時間。
ここでの話を以下にて一部紹介。
【みっけ】
 ○学業についてはどうしているの?
  学習内容もそうだけど、中学校に入って座っていられるのかな?
 ○全部は難しいけど、小学校でも考えたり、取り入れたりしたいことがたくさんあった
 ○神山校のまめのくぼの取り組みとコラボできそうな可能性がありそう

【高専】
 ○小中の先生からしたら、高専の存在がまだよくわからない(町内からの進学実績は多くない)
 ○高専の子たちが小学校に教えにきてくれるといい(小学校)
 ○体育祭とかも一緒に出来るといいな(神山校)  

このような話を少人数でざっくばらんにお話して、第一部は終了。
終了後は、参加者同士で自然と話す様子が見られました。

続いて、第二部。
第二部は、そもそも今回のような保小中高と民間で教育に関わるメンバーがどのように勉強会・交流会をするといいかの意見交換を行いました。

情報共有のSNSをつくったらどうか。

学校同士で、オープンスクールの日をつくって、他校の様子も見に行ける機会をつくるのはどうか。

など、大人が学べる機会や子どもたち同士が合同で授業を行えるといいなど、
楽しそうな話が生まれていました。

最後は、食事会。
森の学校みっけ代表のパートナーであり、かま屋のメニューづくりの監修をされているジェロームさんの食事をいただきました。

第一部から第三部まで盛り沢山な内容でしたが、
今回参加した方から多く出た質問について、最後にみなさんへの共有も含めて記載します。

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【森の学校みっけへの質問】
 Q:学業はどうしてるの?

 A:みっけでは子どもたちの意欲関心を出発点に遊びから学びにつながる活動を日々重ねています。遊びや暮らしの中で、読み書き計算文化的知識など。教科横断型の学びを展開します。

 Q:中学校への接続はどのように考えていますか?
 A:中学生ギャップという言葉もあるほど。みっけでの日々と中学校の日々のギャップが大きいことは想像に固くありません。接続は軽いものとはいえませんが、みっけの活動で育んだ心の土台、健全な自己肯定感は何事にも取り組んでいける意欲の原動力になると考えています。困難が生じた場合もその子らしく取り組んでいけると信じています。 


【神山まるごと高専への質問】
 Q:高専の先生や生徒と関わりたい、知り合いたいと思った時、
   どんな機会や方法がありますか。 
    

   A:
・図書館はまずは週に1度、決まった時間に町民の方に利用いただけるよう解放する予定です。
・食堂については未定ですが、町民の方に常に解放するということは難しく、本校主催のイベントがあればご利用いただける、という形を想定しています。
・校舎お披露目週間を3月13日〜19日の期間で実施します。
13日は13:00~16:00、14日〜19日は11:00~16:00でオープンしています。
例えばですが、午後からの時間で小学生・中学生のみなさんでまとまって来ていただいてもいいですし、先生方にも放課後や空き時間にぜひパッと立ち寄っていただきたいです。

特に神山中学校の生徒さんや先生は、自分たちが使っていた校舎がどのようになったのか、気にされているのではないかなと思っています。こちらはぜひお気軽に皆さんに来ていただけたら嬉しいです。詳細が決まりましたら、改めて各校にご案内に伺います。

・その他、始まってみないとなんとも言えないというのがやはり正直なところですが、もし具体的な相談がありましたら、まずは今年度でいえば古屋までお話しいただけたらと思います。例えばどんなことを想定されてらっしゃるのか、ぜひお気軽にお話しいただきたいです!

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第一部に参加した先生方からは、またこういう機会があったら参加したい、という感想をいただき、
来年度以降もこのような交流・勉強会が続いていくように、と思いました。
 

みっけの皆さん、高専の皆さん、参加してくださった皆さんありがとうございました。

秋山 千草

東京都練馬区出身。神山つなぐ公社ひとづくり担当。下分から鮎喰川沿いを自転車で走るのが心地よい。踊りと美味しいご飯が好き、そして大人だけど「遊ぶ」のが大好き。

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