白山先生と考える、福祉からのまちづくり

学び2023年6月28日

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投稿者:田中 泰子

(神山つなぐ公社 安心な暮らしづくり担当)

先日、徳島大学の白山先生から、「7月に予定している講演会で配布する資料です」と一枚の文書が送られてきました。その冒頭に書かれていた一節です。

「神山町の皆様、こんにちは。この手の話にちょっとだけ詳しい白山と申します。」

ちょっとだけ詳しい・・・??
なんて、とんでもない!
この手の話にちょっとだけ詳しい白山先生とは、
徳島大学大学院 医歯薬学研究部  地域医療福祉学分野・教授の白山靖彦先生です。

地域づくりを医療や福祉の分野から考える、この分野の専門家です。

なぜ、こんな一節から始まっているのか。
そこには、白山先生の思いが込められています。

「僕は地域の皆さんと一緒に話がしたい。」
「できるだけフラットにお話をするには、『ちょっと詳しい人』くらいの方が、リラックスしてその場に参加できる。」

講演の依頼に伺った際、白山先生は、そんな風に話して下さいました。 
今回、その白山先生をお招きして、講演会を開催することになりました。

講演の内容は、「神山町の生活支援体制整備事業のいままでと、これから」。

「高齢になっても住み慣れた地域で、そして自宅で、最期までいきいきと暮らし続けることができるまちづくり」を行っていくのが生活支援体制整備事業です。そして、そのまちづくりを地域の住民が主体となる形でつくっていこう、という事業です。

なぜなら、2025年には団塊の世代の方々が後期高齢者になる日本。今後、医療費や社会保障費がこれまで以上に膨らんでいくことが予想されています。
ひとりひとりが、できるだけ医療や介護に頼ることなく元気に自宅で暮らし続けることができる地域を、地域の実情に見合った形でつくる。
それが生活支援体制整備事業です。

この事業、神山町では「みんなでどなんぞしちゃげんで」という合言葉をもとに、神山つなぐ公社が神山町地域包括から委託を受けて、事業の企画運営に取り組んでいます。

これまでの取り組みをまとめた冊子です。ご覧ください。
(編集:いつもどおり / アートディレクション&イラスト:末永えりかさん)
みんなでどなんぞしちゃげんで vol.1  「声にならない声」を届けたい
​・みんなでどなんぞしちゃげんで vol.2  「福祉」って何だろう?

白山先生は、この事業の徳島県のアドバイザーとして、課題の多い地域の実情を踏まえつつ、いつも「笑い」と「納得」のアドバイスをしてくださっています。

人口が減少していく中で、地域の人々がつながりながら、自分たちの地域を支え、守り、つくっていくのか。
今回、3つのキーワードを基に、白山先生がお話してくださいます。

「皆さまと楽しい議論ができたらいいなと考えています。」(白山先生より)

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〜講演会について〜 

白山先生の講演会。たくさんの人に聞いていただきたくて、
それぞれの暮らしのリズムに合わせて選択ができるよう、昼の部と夜の部を設定しました。

〈日時〉
◯昼の部:7月4日(火)13:30〜15:30
◯夜の部:7月11日(火)19:00〜21:00

〈場所〉 神山町農村環境改善センター(3階)

〈お問合せ・参加申込〉
※予め参加人数を把握したいので、事前申込にご協力お願いいたします。(当日受付も可)
●電話でのお問合せ・参加申込 
・050-2024-4700  (IP:4700) (神山つなぐ公社/担当:田中)
・088-676-1185 (IP:2031)(神山町地域包括支援センター/担当:下窪・溝田・久米)
●メールでの参加申込
・tanaka(※)tsunagu-local.jp  →(※)を@に変えてお申し込み下さい

チラシはこちら

「参加したい!」と思った皆さん。ぜひ、お友達やご家族の方もお誘いの上、ご参加ください。
この場で出会える皆さんとのつながりが、いざとなった時、きっと役に立つと思います。
お待ちしております(^^)

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田中 泰子 (神山つなぐ公社 安心な暮らしづくり担当)

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