“大学生と見つけよう!神山のいいところツアー”を終えて
学び2023年8月25日
8月の初旬、町内の小学生を対象にしたバスツアーを開催しました。
その名も「大学生と見つけよう!神山のいいところツアー」
企画・運営を担ったのは、神山町で生まれ育った大学生たちです。
「企画をやってみたい」と集まった彼ら・彼女らは、全員が広野小学校の出身。
それぞれの小学生時代について話す中で共通していたのが「神領小学校の子たちと、もっと一緒に遊んだり、交流できていたらなあ」という思いです。
時を経て大学生になったいま「町内の小学生が交流する機会を、自分たちが作ってみよう」とひらかれたのが今回のバスツアー。まずは、来年の春、神山中学校で同じクラスの一員になるであろう6年生を対象に参加者を募り、申し込みのあった7名とともに町内を巡りました。
当日スタッフを務めた大学生3人の、実施レポートをご紹介します。
⚫︎橋本幸奈(鬼籠野出身/関西学院大学3年生)
⚫︎坂東真凜(広野出身/徳島文理大学1年生)
⚫︎森本謙信(広野出身/四国大学1年生)
企画の実施目的と内容
〈目的〉①広野小学校と神領小学校の子どもたちの交流
②地元のことを知ってもらい、魅力を再発見してもらう
③コモンを第二の居場所に
④神山の小学生と大学生の交流
〈内容〉コモンでのオリエンテーション(アイスブレイク)
バスで雨乞いの滝と焼山寺へ
コモンで振り返り(感想の滝作成)
当日の様子
集合場所の鮎喰川コモンで、小学生迎え入れの準備中。
ずっと雨が降っていたけれど無事に予定通り開催。
六年生たちは雨でも何でも元気いっぱい。その様子に救われる私たち。
広野小学校の六年生五人に対し、神領小学校の子は一人だったので、不安があったが心配の必要は全くなし。すぐに打ち解けて、自己紹介から一体感であふれていました。
バスツアー出発前に、輪になりお互いの自己紹介から。「好きな給食は?」の問いに、小学生・大学生共通して上がったのは「揚げパン」でした。
オリエンテーションから見事タスク達成でき最初から良い雰囲気でスタートしました。
まず向かったのは、雨乞いの滝。雨で道がぬかるんでいるため途中までしか行けなかったけれど、雨の日だからこその発見が盛りだくさん。私たちの視点と六年生の視点の違いに驚く&感心させられました。
次に向かったのは、焼山寺。霧がかかって普段より神秘的でした。やまびこにトライしたり鐘をついたり雨を浴びたり終始小学生らしさ全開でした。
最後に再び鮎喰川コモンへ戻り、1日を通して感じた神山の魅力や感想を言葉にして終わりました。
水色のふせんに感想を書き出し、滝の流れをイメージして模造紙に貼り付けていきました。
バスツアーを終えての感想
橋本朝から雨がひどく正直予定通り進められると思っていなかったけれど、何とか開催することができてよかったです。六年生が私たちの想像以上に元気で明るくて天候など関係なく楽しんでくれている様子に安心しました。雨の日ゆえの発見や魅力があり、それらを通して短い時間の中でみんなで良い思い出をつくることができました。
森本雨の中での活動は危険が伴うので、鮎喰川コモンの周りを散策するのか、寄居商店街を散策するのか、雨乞いの滝までは行けずとも途中の滝までチャレンジするかの相談を小学生たちに投げかけた際には、実際に滝に行ったことがある人を中心に話し合いがスムーズにできていてさすがだなと感じた。大学生の視点と小学生の視点では、ものの見方考え方が違い僕自身もすごく得るものがあった。
坂東あいにくの天気でしたが、見たことがない景色が見られたり、小学生目線で自然を感じることができたりと、色々なことを感じたツアーでした。小学生の考え方や感じ方、アイデアに驚かされることが多かったです。今回初めて企画の内容を決めることや宣伝にかかわりイベントの流れを知ることができました。この経験を活かし次のイベントに生かしたいです。
このバスツアーは、まちを将来世代につなぐプロジェクト第2期の「ひとづくり」領域で始まった「助っ人大学生」の取り組みの一つです。
助っ人大学生とは、神山町出身の大学生が長期休暇の帰省時や、休日の時間を利用して、まちの子どもたちに関わる活動です。町外や県外への進学後も、神山町と関わりを持ち続けたいと思う大学生と、まちの中から放課後の遊び場や多世代で行う活動が減ったと憂う保護者の声から生まれました。
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