【慶應義塾大学SFC石川初研究室】お久しぶりです
なんでも2024年2月28日
みなさん、こんにちは。
慶應義塾大学SFC石川初研究室です。
最後の更新から4年半ほど経っておりました。お久しぶりです。
外出が制限されていたコロナ禍が明け、2022年度より3年ぶりに、夏休みに研究室メンバー10人程度で行う神山での研究合宿を実施しました。
コロナ禍の間に、神山訪問した経験のあるメンバーが卒業し、メンバーが入れ替わったため、昨年度は合宿参加者全員が初めての神山訪問となりました。石川先生の案内の元、過去の先輩方が巡ってきた地を訪れ、棚田が広がる美しい景色、神山で暮らす人の小さな工夫などに圧倒されました。
研究としては、神山町が検討を進めている景観計画の策定に向けた調査の支援を行うことになり、町役場のある市街地周辺を中心に、「神山らしい景観」について考えるための材料を収集しました。
私たちはこれまでも、神山で出会った魅力的な風景に「FAB-G」「ハイブリッド石積み」「パーソナルブリッジ」「サンセットウォーカー」などの名前をつけ、既存の概念に分類せずに、私たち自身の風景観を拡張することを試みてきました。
今回の記事では2022年度に獲得した新概念をご紹介します!
[タナチュウ]
水田は水平に構成されているため、造成基盤の形状が駐車場に適している。棚田があっさり駐車場になること、その結果、もとの棚状の地形が受け継がれていることなど、とても神山らしい景観である。
[ヤマプリ]
地形が急峻な神山の参道では、尾根を巻くカーブにカーブミラーが立っている。見晴らしの効く絶景をバックにミラーの自撮りができる山のプリクラは神山ならではの景観装置である。
[ユダンバエ]
私たちは「お約束の美しい風景写真」を避けるべく「駄写真を撮る」ことを心がけているが、神山では見晴らしの良い高台からうっかり「映え写真」を撮ってしまうことに気がついた。山の上と谷間の道では写真を撮る対象も距離も異なる。このような風景写真の傾向も神山的である。
次回の記事では、2023度の調査研究についてご報告します!
3月に行う展示会のお知らせです!後日詳細を投稿するので、お待ち下さい。
当日、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
keiosfc
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