神山校主催で避難所運営防災訓練を実施しました!

なんでも2024年4月2日

投稿者:秋山 千草

2024年3月14日、
在校生1、2年生と先生とで運営し、地域の方25名が参加してくれました。

当日の様子をお伝えします!

まずは、受付。
事前に各ご家庭に案内したのが2週間ほど前だったのですが、

申し込みをいただいた方々が、みなさん当日来てくださいました。
直前の案内だったのが、逆に覚えといてもらえてよかったのかも!と企画の先生と話していました。

体育館では、ダンボールベットやトイレ、テント等の避難所の設備体験。


段ボールベットに座ったり、寝転がってみると、

「お、意外としっかりしてる!」
と驚いた表情で話す地域の方も。


トイレに近づいて、細かく使い方を確認する方々の様子も見られました。

 
ここで説明されている青服の多賀原先生は、1時間ほどずっと説明を担当していたので、もうトイレの仕組みに関しての知識バッチリですね。

続いてこちらは、防災士の資格を持つ佐藤先生が用意してくれたブース。
 
役場の防災担当の谷さんも来てくれました。

段ボールベットなど、町役場にある備蓄品に布団をおいてみるとどんな様子か。家で備蓄する必要のあるものはどんなものかを展示しました。


昭和の大水が来た時のことを知っている方もおり、

「布団は自分で持ってくるの?」「大水あったら持ってこれるかな〜」という不安の声も聞こえてきました。

「これはあったかいんよなー」と銀マットに手を伸ばしている姿も見られました。

最後は炊き出しをしたご飯の試食。
今回は、

ご飯をハイゼットの袋に入れて炊いたのと
パスタはアイラップに入れてゆで、レトルトのソースをつけて

あと、神山校の野菜で作ったコンソメスープを作りました。(これが美味しかったです!)
 
薪もいつも学校にあるものを使っています。

 

ちなみに、この日はたまたま来ていた卒業生たちが火の管理をしてくれました。

元あゆハウス生のりおんと後ろ姿はバンビでたこせん作っていたシュラ!

炊き出しの料理は、調理チームが朝から調理室で仕込んでいました。

 
野菜は学校にあるもので、お米は先生方が家にあった古米を持参してくれました。

ご飯は白米だけだと寂しいので、
大根葉のふりかけとごましおも用意されていました。

このふりかけが美味しかった!
震災の時も、ご飯にちょっとしたこういう気遣いがあると毎日の食事で元気が出そうです!

地域の方は、どうやって作ったのかが興味津々なようで、試食後調理担当の先生に質問されている姿も見られました。

みなさんが炊き出しの試食をしているところで、今回の主催である神山校の阿部三代先生から実施に至った背景や、今後も定期的に開催したいということが語られました。

この防災訓練を実施するまでには、6月からの検討の歩みがありました。
地域の方であり、神山校にも職員としていらっしゃった桑本さんや町長や役場の防災担当の方からも意見をいただきながら、まずは学校でできることということで実施されたのが今回の機会でした。

先生方の

「神山校も避難所に指定されているから、
いざという時に動けるように訓練していかなあかん!」

という熱い思いから実施に至りました。

参加してくれた地域の方々は、帰り際「ありがとう」と声をかけてくださり、実は本当に近くの方々と知り合う機会も多くなかったため、本当にご近所の方々と顔を合わせるとてもいい機会になりました。

神領地域では、こういった防災訓練を実施されることがなかったようで、
今後、神領地区の防災訓練の真ん中に神山校がいられるといいなと思っています。

(1年間神山校の先生と共に防災訓練の企画・運営をご一緒した秋山より)

秋山 千草

東京都練馬区出身。神山つなぐ公社ひとづくり担当。下分から鮎喰川沿いを自転車で走るのが心地よい。踊りと美味しいご飯が好き、そして大人だけど「遊ぶ」のが大好き。

秋山 千草の他の記事をみる

コメント一覧

  • 現在、コメントはございません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください