おすそわけいろいろ

なんでも2013年11月18日

結い

投稿者:結い

みなさん、こんにちは。

NPO法人グリーンバレー『結い~田舎と都会のご近所づきあい~』
担当の田中です。

先日こちらで募集告知をさせていただいた『結い』。
その後、お申し込みとお問い合わせをたくさんいただきました。
ありがとうございます!

12月からスタートする第二期も引き続き募集しておりますので、
ご検討中の方がいましたらぜひご応募ください。
募集の詳細はこちらからご確認ください。

さて本日は、
神山町内の「おすそわけ」の実際について、
そして第一期の<おすそわけボックス>発送について、
レポートさせていただきます。

『結い~田舎と都会のご近所づきあい~』は、
田舎に今も残る“おすそわけ文化”を通じて、田舎のおじいちゃん・おばあちゃんと、都会で暮らすご家族や単身世帯の皆さまが、ご近所づきあいのような心あたたまる関係を育む会としてスタートしました。

担当者の私は、現在、第二期に向けて、地域のおじいちゃん・おばあちゃんのお宅や畑にお邪魔して、『結い』のご説明をさせていただいたり、

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また、第二期にご参加くださるおじいちゃん・おばあちゃんの所へ、<おすそわけボックス>用のダンボールの見本をお持ちして、その箱じゃ白菜が入らんわ、大根の菜っ葉も切らんといかんわ・・・
などなど、アドバイスをいただいたりしているのですが、帰り際に、きまって皆さん、私にも「おすそわけ」をしてくださります。

ある日いただいたおすそわけです。

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また別の日にいただいたおすそわけ。

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カリンもおすそわけでいただきました。

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『結い』の説明をしに行った私にまで、皆さん、おすそわけをしてくださるのです。そして、この量です!
二人家族の我が家では、とても食べ切れません(笑)

神山に住んでいると「食べるには困らない」とよく言われるのですが、本当だなァ、ありがたいなァ、といつも実感します。
地域の皆さま、本当にありがとうございます。

もちろん、いただき過ぎた「おすそわけ」は、ご近所さんや友人に、さらなる「おすそわけ」をします。神山ではこうした二次的「おすそわけ」も、日常の風物のひとつです。

そんな、とっても懐の深い神山の「おすそわけ」ですが、先日、長く都会で暮らしていた私には、驚愕!(笑)と思えるほどの「おすそわけ」を目の当たりにしました。

第一期にご参加くださっているおばあちゃんのところへ、そばの実の収穫のお手伝いに行った時のことです。

お孫さんがいらっしゃるので「おばあちゃん」にはちがいないのですが、とてもお元気なので私は「あかあさん」と呼ばせてもらっています。

そんなおかあさんと、おかあさんのお友達の方たちもお手伝いに来ていたので、思ったより早く収穫が終わり、みんなで棚田の上にあるおかあさんのお宅でお昼ご飯を食べていました。

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すると、ピンポーンと誰かがやってきました。
電化製品の配達員の方でした。

なんでもずうっと使っていた冷蔵庫が壊れてしまったそうで、新しい冷蔵庫がやってきたのでした。

大きなトラックで、何十キロも離れた徳島市内の大型電器店からやってきた若い配達員の方たちが、大きな冷蔵庫を二人がかりで土間にある炊事場に運び入れ、壊れた古い冷蔵庫も無事に搬出しました。

嫁入りしたピッカピカの新しい冷蔵庫です。

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そして、配達員の方たちが帰ろうとした時でした。

「家族は幾たり? お芋、持って帰り。」
「袋持ってくるから、好きなだけ詰めな。」
「いっぱいあるから、なんぼでも持っていき。」

神山弁が私はまだ身についていないので、すこし言い方は違ったかもしれませんが、口々におかあさんたちが言ったのです。

そうです、配達員の方へも「おすそわけ」です!

お芋を選ぶ配達員の方(笑)

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おかあさんたちも、そして配達員の方たちもとても楽しそうでした。最後には、配達員の方たちを納屋に連れて行き、これもあれもと他の野菜も袋に詰めていました。

「おすそわけ」は、モノをシェアすると同時に、人と人を結び、暮らしを楽しむ「知恵」でもあるんだとあらためて感じました。

「おすそわけ」のあるところ、いつも「笑い」あり、です。
実際、みなさん大笑いでした。

そして、その後は、おかあさんたち同士の「おすそわけ」。
コレも持って帰り、アレも持って帰り・・・ということで、
各々持って帰りたいものを畑に出て自ら収穫です(笑)

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おかあさんたちに囲まれながらカブの菜っ葉を持っている青年は、神山で『結い』の活動をサポートしてくれている、杉大輔くんです。

こんなに楽しくて暮らし甲斐のある神山町で、『結い』の担当者として活動できることは、本当に幸せなことです。

そして、お陰様で、
第一期の「おすそわけボックス」も順調に発送されました。

第一期にご参加いただいているおじいちゃんのお宅へ発送のお手伝いに伺ったら、縁側にお野菜や柑橘類や色づいた紅葉を並べて、今か今かと私を待ってくださっていました。

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箱詰め開始です。
アレもいれてあげよう、コレもいれてあげようと、とても楽しそうに作業をしてくださいました。色づいた紅葉は、新聞紙の代わりに、緩衝材として箱に敷き詰めてくださいました。

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※おじいちゃん・おばあちゃんによって内容は異なります。
※箱の大きさは収穫物の量によって適宜変更しています。

箱詰めが終わったあと、写真が趣味のおじいちゃんは、一緒に送る「結いブック」に、撮りためていた写真の中から選んだ、お宅の周りの春夏秋冬の移り変わりがわかる、とってもきれいな写真を貼ってくださいました。

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こうして、お野菜とおじいちゃんの気持ちがいっぱいつまった「おすそわけボックス」は、東京で待つペアになったご家族の元へ旅立っていきました。

東京で荷物を受け取ったご家族の皆さまは、
どんな感想を持たれたでしょうか?
ぜひ「結いブック」に記してご返送くださいね。

『結い』のこと、おすそわけのこと、神山のこと・・・・、
またこちらでご報告させていただきます。

はじまったばかりの『結い』ですが、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

長い記事に最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました!

※水のシズクがきれいな表題の写真は、これもまた「おすそわけ」でいただいた大量のズイキ(ハスイモ)の葉っぱでした!

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3/18追記
<結いブック>についてこちらでレポートしています。

結い

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徳島県「田舎と都会の絆事業」の一環で、NPO法人グリーンバレーは「結い ~田舎と都会のご近所づきあい~」を主催しています。

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コメント一覧

  • 夕食の後、久しぶりにのんびりと母と話していました。すると、母が、『部落内回覧』と、はんこが押された回覧板を持ってきて、 「これに申し込もうと思うんやけど、協力してくれへんで。」と、嫁の私に『結い』のパンフレットを見せてくれました。 父と母に頼まれて、先程、田中さんに連絡をとりました。 田中さん、遅くにすみませんでした! ですが、丁寧に対応してくださったので、父母のように(今回は私がしましたが)、よいことをやってみよう!と思ったおじいちゃんおばあちゃんがいた時に、この企画は、お役所仕事のように音声ガイダンスが流れたり、迷惑がられたりすることがないあったかい企画なんだろうなあと感じました。 そんな思いでイン神山を覗いたら、またまた素敵なメッセージ。 楽しみです。

    2013年11月19日 20:15 | 海老名みちこ

  • 海老名さま 先ほどはお電話をいただきありがとうございました! また、こうしてこちらにあたたかいコメントまで・・・・。 ほんとうにありがとうございます。 お父さま・お母さまにお会いできるのが、 すごく楽しみです。 皆さまに『結い』を楽しんでいただけるよう、 事務局も精一杯がんばりますので、 どうぞよろしくお願いいたします。 NPO法人グリーンバレー 田中重人

    2013年11月19日 22:28 | 結い

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