鮎喰川すまい塾、始まりました!
住まい2016年9月20日
来年春から入居募集を開始する大埜地の集合住宅の
計画に合わせて始めた勉強会シリーズ「鮎喰川すまい塾」。
その1回目を8月26日に改善センターにて開催しました。
鮎喰川すまい塾は、今回の集合住宅づくりに関心を持った
人たちがともに学び、これからの神山での暮らしを育くんでいく
プラットフォームにできたら、という思いで企画しています。
昼・夜2回、同じ内容で開催したところ、昼の部は、
お子さん連れの方々も多く参加してくれて、
こんな感じの和気あいあいとした雰囲気に。
(説明の後、「いまの話、どんな風に聞いた?」と近くの人と交わしあっているところ)
昼夜どちらも30~40名近くの方々が参加してくださり、
集合住宅ができることへの関心の高さを感じました。
参加いただいた皆さんからの声をいくつかご紹介すると:
・自分で歩いて動ける距離で子どもの世界が広がるところ、
とても良いなと思います(移住者)
・とくに遊歩道の整備、楽しみにしています(地元住民)
・場所を共有することで、子どもがいろんな人と
かかわることができ、将来の視野を広げることが
できるのは、とてもいいと思った(高校生)
・これまで行政がつくってきた公共住宅のあり方とは
全く違って驚いた(記者)
(参加者は、神山に移り住んできている人たちや、県内、さらには東京から関心を持って来てくれた人も)
この集合住宅はいっぺんに完成して、一気に入居ではなく、
1棟ずつ建てて、数家族ずつ入居していく形をとります。
すでに町に住んでいる人たちも一緒にそのプロセスを見守りながら、
町に戻ってきたい、もしくは、これから移り住みたい人たちも、
それぞれのペースで入居のタイミングを検討してもらえたら
嬉しいです。
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この鮎喰川すまい塾、第2回は10月21日に、ランドスケープ
デザイナーの田瀬理夫さんをゲストにお迎えして、
じっくりお話を伺います。
先日、田瀬さんにインタビューしている本を読み直したら、
こんな風におっしゃっているのを見つけました。
"近くの緑地にはこんな植物が生えているから、家にも
同じものを植えてみようとか。隣に立派なモミジがあったら
それに呼応するように木を選んで植えてみるとか。地域の
主役に合わせてゆけば、あたりに自然と「その地域らしい」
季節感が展開し始める。そして暮らしも、その場所らしい
ものになってゆく"
いま設計中の集合住宅では、どんな「地域らしさ」が展開するのか、
そんなことを皆さんと一緒に探っていけたら、と思います!
高田 友美
静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。
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