塾生と石積みを修復しました。
手入れ2018年7月23日
川遊びが気持ちいい季節になりました!
そんな暑い夏の思い出に、僕は神山塾10期生と石積みを修復していました。
自主練と称して上勝町から手伝いに来てくれたのは、石積み学校事務局の金子くん。金子くんとはイタリアでの石積み競争ぶりです、チャオ!
現場は上分江田の段畑、道路に面する擁壁。崩れて放置されていた箇所からは草が伸びています。無事に見える石積みも、ふくらんで中に空洞ができていました。
暑い時間帯に無理しなくて済むように、塾生が到着する10時を待たずに作業を始めます。
ふくらんでいる箇所から崩しはじめました。ショウセンを引っ掛けたら、あっけなく崩落。あとは手で1個ずつ崩します。
根石を置くために、土を掻き、溝を掘ります。
半分ほど根石を置きはじめたところで、塾生も合流しました。
10時過ぎ、暑い時間帯が始まっています。
自己紹介をして、石積みの構造、積み方の注意点のレクチャーを受けたら、さっそく実習スタート。
積み石を置いたら、ぐり石で固定する。石積みの鉄則です。積んでいく人、ぐり石を集めて用意する人と、分担がうまくできると作業の効率が上がります。
ここまでの作業で12時です。積み始めると案外早い。
お昼はただかつさん、薫さんのお宅でご馳走になりました。ソーメンとかき揚げ、ボラの天ぷら、すももの食べ比べ。どれもおいしかった。いつもありがとうございます!すももは、木によって一本ずつ味が違うって話でした。昔の石積みの話もしました。
午後の部、スタート。とにかく暑い時間帯なので、休みをこまめに取ります。休憩場所は木陰にテントを張って、日陰を確保していました。
はい!完成は16時半ごろでした。
期待以上のきれいな仕上がり!
一緒に作業してくれたみなさん、ありがとうございました。
−すなりさん(塾生)
集合の時の眠そうな感じは心配でしたが、作業が始まると積極的に積んでくれました。
−ともみさん(塾生)
ぐり石集めを名乗り出てくれたおかげで、作業がだいぶ捗りました。影の立役者です!
−穴井さん(リレイション)
来期の塾生とも一緒に作業できたらと思います。今度は涼しいはず。石積みマスター目指しましょう。
−金子くん(石積み学校)
1日で積み終わったのは、経験豊富な金子くんのおかげです。またお願いします。いつでもどこでも手伝いに呼んでください!
初めて石積みを体験した塾生のお二人も、石を見る目にスイッチが入ったようで何よりです。残り2ヶ月の塾生生活では、神山のあちこちの石積みをきっと観察しているはず。
次回の石積みは、秋ごろ神山のどこかでします。
Ikkun (伊藤 友宏)
1989年生。奈良市出身→大阪→フィンランド→いま神山。移住交流支援センターの担当してます。 移住支援センターのアカウントにも、昔の記事あります◎ https://www.in-kamiyama.jp/author/immigration
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