12/14 みんなで選択除草しました【冬の片づけ編】
住まい2020年1月6日
年を越してしまいましたが、昨年12/14に行った
選択除草の報告レポートをお届けします。
楽しい原っぱづくりを目指して、
大埜地の集合住宅で進めている選択除草。
今回は「冬の片づけ編」として
敷地内3箇所の手入れを行いました。
冬の片づけ編の基本は、どこも基本的に同じで、
1)枯れている伸びたヨモギを刈る。
根っこから抜くのではなく、根に近い部分で
切るようにすると、根元に生えているヨモギの赤ちゃんが
ふわっとひ広がって、きれいに育ちます。春になると、
新芽が出てくるので、摘んでお餅などに使うと美味しいですよ。
2)要除草対象のセンダングサやセイタカアワダチソウを抜く。
ヨモギを抜いてスッキリすると、まだ残っている草を見分けやすくなります。
要除草対象の草が、来年以降はできるだけ生えてこないように、
見つけ次第、根っこから抜いておきましょう。
3)その他、気になるものを取り除く。
たとえば、イネ科の草(ネコジャラシ)などの枯れ草を
とりのぞいたり、ノイバラを剪定したり。場所によって、
状況を観察しながら、さらに整えていく。
4)バイオネストに草を運んで、刻んで積む。
ここはこれまでと変わらず。刻んで積んでおくと
よい堆肥になる、とのこと。これまで積んできた分も
来春頃には使えるでしょうか?
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ここからは、エリアごとに、もうちょっと詳しく見てみます。
①水質浄化池の横のあるきみち
最初に手入れしたのは、池の横の細いスペース。
ここは前回も除草したので、比較的すっきりしています。
ヨモギを切って、センダングサなどを抜いたら、
桜の木の根元をちょっと観察。
周りは造成工事をして外からの土を入れていますが、
ここはもともとの土のまま動かしていません。
もともと生えていたクサイチゴなどは大事に残します。
実がなったら、子どもたちが見つけて摘んでくれるかな?
②枇杷の木の周り
ここは上の桜の木の周辺と同じく、
もともとの土が残っているところ。
現在工事中のエリアのすぐ横なので、
夏の間には抜き切れずに種をつけてしまった
センダングサを取り除いてから、
他の草木の様子を観察。
一番気になったのは、枇杷の木の陰に
アカメガシワが大きく茂ってきていること。
ただ、今すぐではなく葉っぱが落ちた後に剪定すると、
枝のバランスを見やすくていい。そして、一辺に全部
切らないことが大切、とのアドバイスも。
バサっと散髪したように見えてしまうのもよくないし、
木が全部なくなってしまうと、その実を食べに通っていた鳥が
来れなくなってしまう。伸びすぎたと思ったら、
枝を梳いていく感じで、分節点で切るとよいそうです。
③コモンハウス棟(仮)の横のあるきみち
最後は川沿いのこの広いエリア。
基本のヨモギやセンダングサ、セイタカアワダチソウの
手入れをしてから、敷地を眺めてみると…
イノコログサ(ネコジャラシ)の枯れた草を取り除いたり。
ススキは、川沿いの縁取りもかねて残したいので、
ススキの枯れた穂だけを取り除きました。
真ん中の株は手入れ後、左右の株は手入れ前。
違いがわかりますか??
田瀬さんいわく、葉っぱは冬になって全部枯れてから
刈るとよい。根に養分が蓄えられ、株がよく育つので
毎年茅をとって使えるよ、と。
(逆に株をなくしたい時は、若い/青いうちに刈る)
そして最後の記念撮影。先ほど刈ったススキの穂が
いつの間にかホウキになっています!
次の選択除草の呼びかけは、カラスノエンドウの芽が
出始める3月頃かな、と考えています。
今年の秋にはいよいよ鮎喰川コモンもオープン予定。
一緒に、楽しい原っぱを育てていきましょう!
高田 友美
静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。
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