新しい敷地を探検しながら<秋の選択除草>

住まい2020年11月8日

高田 友美

投稿者:高田 友美

鮎喰川コモンも、運営開始してあっという間の1週間。
利用できる原っぱは、まだほんの一部ですが、
これまでも定期的に開催してきた「選択除草」を
11月7日(土)の午前中に開催しました!

今回は久しぶりに、ランドスケープデザイナーの
田瀬理夫さんを先生としてお招きしての開催。

「コモンハウスの周りにはどんな原っぱを育てていくの?」
「今生えている草や木をどんな風にお手入れしたらよいの?」と
気になっていたことをいろいろ質問させてもらいながら、
敷地内の原っぱを楽しくお手入れしました。

今回の除草対象
・イヌホオズキ
・コセンダングサ
・セイタカアワダチソウ
・ヤブカラシ
・クズ

名前を聞いて、どの草のことか分かりますか?

イヌホオズキは、ナスのような小さな花を咲かせて
たくさん実をつけて増えていく草。
コセンダングサは、くっつき草とも呼ばれる草。
セイタカアワダチソウも、空き地を埋め尽くして勢いよく生えるので
見たことのある人も多いかももしれません。
3つとも外来種。

 

ヤブカラシとクズは在来種ですが、繁殖力がすごく
他の植物の生長を妨げてしまうので、見つけたら
できるだけ根っこに近いところから抜いています。

今回は、オープンしたばかりのコモンハウスの周辺を中心に
上記5種を集中的に除草しました。

最初は「それってどの草?」と思っていた人も、1種類ずつ
選択除草を重ねるうちに、草むらから一瞬で除草対象を
見つけられるようになる(なんなら、普段歩いているときにも
気になるようになっちゃう)のが、面白いところ。

こうして種を落とす前に、できれば根っこから抜いてあげると、
繁殖力が高く、増えてほしくない草はだんだん減っていきます。

木に絡んだツルウメモドキ

駐車場にセンダンの木の枝が張りだして気になっている、と相談したところ、
飛び出していたのは、木に絡んだ「ツルウメモドキ」というツル性の植物。
センダンの幹にぎゅぎゅっと巻き付いて、ちょっと苦しそうだったので、
いさぎよく根っこから伐って、はがしてあげることに。
幹にはこんなにくっきりとツルの跡が食い込んでいました…。

センダンの木は、どんどん葉っぱを落としていく時期なのですが、
落ちた後に早くも冬芽がぷっくり育ち始めているのがかわいい。

ちなみに、駐車場の横には、月桂樹の木も生えてます!

コモンハウスの川側に生えている小さな楠の木も少しだけ剪定してみたら、
とてもよい香り。さすが「樟脳(しょうのう)」の原料!と驚きました。
(写真は撮り忘れたので、ありません)

新しいバイオネスト!

抜いた草や剪定した枝葉は、「バイオネスト」と呼んでいる堆肥置き場に
小さく刻んで、ほどよく乾くように丸く広げながら、積み重ねます。
これまでは敷地内に仮置きしていたのですが、鮎喰川コモンの工事に伴い、
新しいバイオネストが完成しました。


もともと敷地内で使われていたコンクリート(廃材)を活用して
ぐるりと周辺を囲んであります。中心には草や木の葉っぱなど
分解が早いものを、周りには木の枝を向きを揃えて並べていくことで
量が集まってくると、鳥の巣のようにも見えるので
「バイオネスト(直訳すると、生き物の巣)」と呼んでいるんですね。

 

今回は、田瀬さんと敷地内を一緒に歩きながら、
緑のデザインのことなど、いろいろなお話を伺いました。たとえば・・・

芝生、とその中にピョンと生えた草?

集合住宅の敷地内の芝生は「野芝」という種類を植えています。
野芝は他の種類の芝生に比べて、人に踏まれても強く、
また他の草類ととも共存しやすいから選んだそう。

芝生だけをきれいに育てるのではなく、もともと地域にあった
様々な草花が一緒に育つことで、その空間で生息できる蝶や虫などの
生き物の種類が多様になっていくことを期待。


ちなみにコモンハウス周辺の芝生の中には、点々と
「リュウノヒゲ」という植物が植えてあるのも、
そんな混在した緑に育っていくことを期待して、とのこと。

コモンハウスの北側に植えてある木?

なんでこんなところに木が植えてあるんだろう?
と思っていたら…この木は、車のライトを防ぐ
スクリーンとして生垣のように育てていくそう。

板間の北側の窓に面したカウンター席は、眺めもよく、
勉強や読書、仕事にも集中しやすい席。夜に利用する人も
多いのではないか、という想定。ちょうど車回しの横なので、
夜に車が入ってくると、ちょうど正面からライトに
照らされてしまいます。スクリーンとしての効果があるくらい
育つにはまだ時間がかかりそうですが、いろんな工夫が
敷地のあちこちに組み込まれているんだなーと感じました。

 

これまでは数カ月に1回だった「楽しく原っぱを育てよう」ですが、
鮎喰川コモンの利用開始に伴い、もう少し頻繁に、
草とりのついでに、草で遊んだり、活用したり、観察したり…
といった機会も増やしていけたら、と思います。

12月はおそらく20日(日曜)に開催予定。
我こそは、という方は、ぜひ予定を空けておいてくださいね。

高田 友美

高田 友美

静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。

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