行ってきました! 『行こう、東宮山』 

学び2022年12月8日

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投稿者:田中 泰子

(神山つなぐ公社 安心な暮らしづくり担当)

地域の先達に学び、世代を超えたコミュニケーションの機会をつくると同時に、
自然体験のなかから生きる力を養うこのプロジェクト。
次年度、連続企画の実施に向けて、今年度は川と山で、地域の先達と一緒にトライアルを行ってみました。
今回は「行こう、東宮山」ということで、上分にある標高1,090mの東宮山(とうぐうさん)に行ってきました。
その様子をお伝えしたいと思います。

今回、共に参加してくださった先達は、

河野誠敬(のぶたか)さん・神領出身・通称 NOBU-G(ノブジー)

今夏の「行こう!鮎喰川」に続いて、のぶたか先生にご一緒いただきました。下見に行った際にも、道のりや木々を見ながら「こんなことができるかも」と数々のアイディアを考えてくれました。多彩です。


こちらは松久保訓一(くにいち)さん・上分出身・通称 まっつぁん

上分地区の集落支援員をしている松久保さん。ご実家が東宮山のふもとにある府殿(ふどの)にあり、子ども時代も東宮山が遊びのフィールドだったとのことでした。

イベント当日は雨も心配されましたが、午前の時点では降っておらず、出発を決定!上分の気温は6℃でしたが、向かった東宮山山頂付近はおそらくもっと寒かったと思います。

この日の参加者は、1年生と3年生の8名、先達を含めた大人10名とともに登山道へ車で向かいます。

登山口に着くと、既に見晴らしが良く、「あそこにうちがあるんじゃない?」「小学校の体育館が見える!」と目の良い子どもたち。

登山道の入り口からは、おとなの足でおよそ20分ほど。登り始める前に、先達より注意事項を確認します。この日の注意事項は、3つ。

前を見て登ること、帰りはカニ歩きで!

足元に注意をすることはもちろんですが、行く先をしっかり見て登ること。楽しくなって後ろ歩き、は危ないのでやめること。急峻な場所もあるので、転がったら大変です。帰りは傾斜をすべり落ちないよう、足を横に向けて「カニ歩き」が安全です。

踏み込む先を気にしながら

前日、雨が振っていたこともあり、山みちのコンディションは若干湿り気味。土もすべりやすくなっているので、気をつけて登ります。また、岩肌が露出していることもあり、ここも注意が必要です。足元の感覚を掴みながら登ります。

掴む枝には要注意

12月は落葉が多く、生きている木と枯れ木の見分けがつきにくくなっています。ふと掴んだ枝がボキッと折れてしまうことも予想されます。体重をかけてバランスを崩さないように、掴む枝は信用しすぎないようにしましょう。

注意を確認したら、早速登ります。

先達のぶたか先生を筆頭に、おとなと子どもは交互の隊列で登ります。

こどもたちは休憩なし。おとなたちは遅れをとらないように!

上り口付近にある東宮神社には、お神輿が収納されており、松久保さんより説明を聞きました。上分側、木屋平側にひとつずつ社があるのは、その昔合同で行っていた際のあれやこれやがきっかけで、別々にされたとのこと。「今は友好的ですよ。木屋平から嫁いでいる人も多いし、その逆も。」と松久保さん。

登り続けると予想していた20分よりも早かったんじゃないか、というスピードで登頂。いつの間にか、周りの山々より高いところにいる自分たち。
山々に向かって「ヤッホー」「ブラボー!」(笑)


山頂まで登ったあとは、すぐ近くで遊べそうな場所に移動しました。

「おじさんのおやつやけどな」(笑)とこどもたちに自分のおやつをお裾分けしてくれる松久保さん。
おやつでエネルギー補給をして、いざ遊ぼう!

山頂なのに、不思議と平らな場所が多く、そこにある木々はそのほとんどが広葉樹。落ち葉で地面もふかふかで、走り回って遊べそうなフィールドでした。

何もなくても十分遊べそうですが、この日は段ボールで滑ったり、先達 誠敬さんはロープを持参し、「丁度いい木が無いかなあ」と辺りを見回しています。

あれれ?何やら、先達がつくりはじめました!

なんと、即席ブランコの完成~!

枝の位置やその場所の傾斜によって、高さを調整。
スリルも変わります。

より、しなる木の方がブランコはオモシロイ!と誠敬さん。
こどもたち、寒さも忘れて遊びます。

少し日も暮れてきたので、みんなで下山。こどもたち、速かった~。
 

登山口まで帰ってきたら、冷えた体をスープや温かい飲み物であたためます。

「春や夏はどんな様子なんだろうね?」

「時期によっては山菜が取れるかも」

「桜の綺麗な時期だとお花見になりそうねー」

と次回への想像を膨らませていると、なんと雪が降り始めてきました。

雪に喜び、踊りだし・・・。


登頂記念にみんなで「はいっ、ブラボー!笑」

(写真提供:植田彰弘さん)

楽しく元気に帰ってこれたのは何よりですが、誠敬さんや松久保さんから子ども時代のことや環境の変化などを話してもらった時間は、こどもにも大人にも良い機会となりました。

そして、帰る間際のタイミングで奇跡的な雪!
参加した子供の保護者からは「いろいろ遊んできたはずなのに、雪のことしか話してくれなかった笑」との声も。
こうして降る雪も、実は、神山の暮らしにとても重要な役割を果たします。
雪が少なかった年には、春先になると地元のおじいちゃんたちが、「今年は雪が少なかったけん、田んぼの水が心配やなぁ」などと話しているのを耳にすることもしばしば。

春になり、暖くなると山から雪解け水が流れ出し、畑や田んぼの作物の生育には欠かせないものとなります。
私たちの暮らしを支えてくれる大事な巡りが生まれています。

こうして、こどもたちが楽しい経験を重ねた先に、目の前にあるこの環境が、自分たちの暮らしに大きくつながっていることを体感しながら育っていってくれますように…。


前回の川編に続き行われた「行こう!東宮山」。
「東宮山へ再び!?」もあれば、町内でフィールドを変えながら、内容を変えながら、誠敬さんはもちろん、新たな先達にも出会いながら、神山の各地での活動を行っていきたいと思っています。

「今度は参加したい!」というこどもたち(おとなも!)はもちろん、「我こそは!」という先達のみなさん、自薦他薦は問いません。随時お声掛けをお待ちしております。


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ご連絡は、こちらまで。
→神山つなぐ公社(担当:秋山・田中) ℡  050-2420-4700

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文:駒形良介  (+秋山 & 田中 / 神山つなぐ公社)

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田中 泰子 (神山つなぐ公社 安心な暮らしづくり担当)

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