【神山校のいま】新入生合宿レポート/中編

学び2024年5月3日

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投稿者:野村 勇希

みなさん、こんにちは。
神山つなぐ公社ひとづくり担当の野村です。

4月18日-19日神山校では、「新入生合宿」を実施。生徒、先生、公社のひとづくり担当メンバーで2日間、たっぷりと共に過ごしました。

なかなかに面白いものになったので、その様子をレポートします。

こちらはレポート中編になります。
レポート前編はこちら


ゆったりとお昼ご飯を食べながら休憩タイム。

休憩時間のような余白の時間がとてもいいなと思っています。何か準備した以上に、関わり合ったり、その中でお互いの発見があったり。2日間まとまった時間が取れたからこそ、こういった時間がたくさん生まれました。

はい、そして午後の部がスタート。引き続き、KAIさんによるアクティビティの時間です。

あなたは山派?海派?のような質問を投げかけ、分かれたり、

好きなおにぎりの具とか、好きなスポーツのようにカテゴリーで分かれたり。お互いのことをどんどん、少しずつ知り合っていきます。

こちらは「Cゾーンチェック」。

コンフォートゾーン理論をベースに、3重円の真ん中から、コンフォートゾーン(安心/快適に感じる物や事)、ストレッチゾーン(ちょっと頑張ればやれそうな物や事)、パニックゾーン(絶対無理、頭が真っ白になってしまう物や事)と分かれます。外側に行くほど、ストレスや負荷が高まっていきます。

お題に沿って、その状況は自分や他の人にとって、どのゾーンなのかを確認します。

「森の中で遭難、辺りは真っ暗な状態」真ん中(安心/快適)が意外にも多い!

「そんな状態で、急にゴロゴロと雷が鳴り始めた」真ん中は減りましたね。

そこでKAIさん「真ん中に近いから偉いとかそういうものじゃないよ。大事なのは、同じ状況でも感じ方は全く違うということを知ること。それと、真ん中の人が外側の人に何ができるか考えられている。そんなチームはとってもいいチームじゃないかな」と。

うんうん、確かに。状況によって、メンバー同士が手を差し伸べ合うことができる。そんなチームになるといいよなぁ。僕自身、大人チームはできているかな。メッセージが刺さります。

続いて、2人組でかくれんぼ。

あるものを使って、上手く隠れています。

あ、見つかる…

見つかったー!!

ユニークなかくれんぼもやりました。一人が隠れ、全員がその人を探す。見つけた人は、声を出さずにそっとその人の隣にいくというもの。少しづつ探す人が減っていきます。

時間はかかりつつ、最終的に全員が見つけて、集合写真。

すごい場所…!(真ん中に高専の春田さん。見学しつつ、一部参加してくれました。)

そして1日目最後のアクティビティ「パイプライン」。

一人ひとりがパイプを持ち、パイプの中でビー玉を転がし、落とさずに目標の場所まで運び入れるというアクティビティ。

KAIさん、ビー玉を生徒たちに見せながら「これはみんなにとって、とても大事な学びの種です。落とさずに目標の場所までみんなで運ぼう。学びは進めていくものなので、あと戻りはしてはいけません。さぁ、チャレンジしてみよう!」

2グループに分かれてチャレンジがスタート。

1回目のチャレンジ。いけるかな?

あえなくエラー。

エラーしてもいい表情ですね。エラーが起きても笑って済ませる。どんどんチャレンジする。午前中のメッセージをしっかり受け取ってるなぁ。いや、なんだか彼らは最初からそれが自然にできていて、楽しんでいる感じがしました。

その後も何度もチャレンジ。

こちらもいい表情。目を細めて、正確さを確認しているように見えます。でも、かなり曲がっているけど、いけるのか?

いやぁ、なかなか上手くいかない。それでも何回も、何回もチャレンジ。

見守る大人たち。

生徒たちはエラーを重ねがら、「今のは俺がミスった!ごめん!」「いやいや、僕ももっと早く準備できてたらよかった!」「ドンマイ!もう一回やろう!」「もう少しでいけそう!頑張ろう!」と、前向きな言葉が飛び交います。

何度もエラーが繰り返されると、表面では前向きな言葉でも内心はちょっとムッとしていたり。そういったこともあると思います。ただ、彼らの様子からは、そんなことが一切感じられず、本心からの声かけをしているようでした。

いやぁ、とっても力がある子たちなんだなと。すごいなぁ。

彼らは数え切れないほどのエラーを積み重ねていました。でも、遂にその時が…!

ガッツポーズ。手をあげ、拍手。一度成功した後も、距離を伸ばしてどんどんチャレンジを重ねていました。

KAIさんによるアクティビティの時間はここまで。

そしてそして、夕食づくり。グループでカレーを作ります。

野菜を切ったり、

火を起こしたり。

基本的に大人は口を出さず、生徒たちは自分たちでなんでもやってみます。去年は薪にチャッカマンで直接火をつけようとしていた猛者がいましたが、今年は各グループ順調に進めていました。

ご飯もいい感じに炊けていて、

カレーも上手くできました。

水分が多くて、スープカレーのグループもありましたが、これはこれで美味しいよね。

グループで夕食。

食事をとり、片付けを終えたところで、外は暗くなってきました。

そして、1日目の最後は焚き火で振り返り。
やってきたことを思い出しながら、それぞれがどう感じていたかを共有する時間。

「みんなで歩いて、チャレンジをクリアしていくたびに仲が深まったように思って。料理とか作っとる時も、自分から進んでしてくれるメンバーが多くて。一人でおるっていうより、みんなと話しながらおるっていうんが多くて、とても楽しかったです。」

「学校に入って1週間過ごしてみて、最初は不安があって。みんなに話しかけられるかなとか思ってたけど。みんな話しかけたら話してくれて、嬉しかったです。みんなのことをいろいろと知れたこともよかった。」

一人ひとりが感じたことを自分なりに話してくれ、火を囲みながらお互いの想いを聞く時間になりました。


中編は以上です。ここまで読み進めてくださり、ありがとうございました。

振り返りの中で、1日が楽しかったと伝えてくれた生徒が多かったのと、アクティビティを通して、メンバーのことを知ることができたようで、ほっと一安心。

最初に不安や心配な気持ちもありつつ、ほんの些細なきっかけがあれば、彼らは関係を自分たちでつくっていけるんだなと振り返りを聞きながら、そう思いました。

ここまでで一番印象的だったことは、ある生徒の振り返りでの言葉。

「中学までは知っている子たちばっかだったけど、高校で全然知らん子たちがいっぱいおって。高校って似たような子が集まるイメージで。こういう合宿の時に、この子はこういうのができるんやなとか、全力でみんなで楽しんだりっていう姿を見て、みんな人一人ひとり、才能とか、好きなこととかあるんやなぁって。こんな気をつかえる子もおるんだなとか思って。

中学校の3年生の時に、私だけだったんですよ。クラスで座ってとか言う人が。ほんまにクラスはまとまりがなくて。でも、ここではおって。感動して、すごいと思って。そういう子がおったら、クラスとかまとまっていったりするんかなって思いました。お願いします、これからも。」

実体験を交え、じっくりと言葉を紡ぎ、伝えていた生徒。それを頷きながら真剣に聞いている周りの生徒。とってもいいなと。この姿に僕が感動したよ。ありがとう。

このあと後編と続きます。後編の内容は2日目のことになるんですが、いろんなことが起こっていました。うまくまとめて伝えられるように頑張りますので、お楽しみに。
レポート後編はこちら

《おまけ写真》

就寝の時間まで焚き火を囲みながら過ごしました。いい時間。

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野村 勇希

のむらゆうき/福岡県田川市出身。公社ではひとづくりを担当。高校との連携や、高校の寮「あゆハウス」に関わっています。

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