晩秋のトスカーナ(1)

なんでも2010年12月1日

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投稿者:大南 信也

(一年半前の夏と変わらぬ姿で迎えてくれたドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)。それもそのはず六百年もの間、ここを訪れる人々を悠然と見下ろしているんですよね。気が遠くなりそう…。2010年11月4日20:05CET)

11月初旬から中旬にかけて、イタリア中部を旅してきました。そのリポートです。前回は華々しく『イタリア見聞録「花の都・フィレンツェ」』と打ち上げましたが、一度こっきりで敢え無くダウンしました。今回はその轍を踏まないように、少なくとも二度以上を目指したいと思っています(笑)。なので、画像を中心にお送りします。

11月4日、KAIR2010の余韻を脳裏に残しつつ関西空港を出発。富士山の見送りを受けながら旅が始まりました。

さらば日本よ。しばしの別れじゃ!遠くに霊峰富士を眺めつつ、北アルプス西方をシベリアに向かって飛行中。(2010年11月4日11:53JST)

飛ぶこと12時間。ドイツ・フランクフルトに到着。樺太とほぼ同じ北緯50度と高緯度の所為か、3時半にしては薄暗く感じます。

フランクフルト国際空港着陸前、オッフェンバッハ上空を通過中。蛇行して流れるのはマイン川(ライン川の支流、。(2010年11月4日15:26CET)

定刻を約40分遅れて、中継地フランクフルトを離陸。アルプスを越え、フィレンツェに向けて高度を下げていきます。

「翼よ、これがフィレンツェの灯だ!」とばかりに、夜景を捉えようと張り切っていたのですが、コチラからは見えないと隣席の若い男性からの一声。見えているのは、プラートだそうです。(2010年11月4日18:43CET)

フィレンツェ空港で出迎えてくれた娘とともに、タクシーでホテルへ向かいますが、中心部に近づくに連れて、町並みや建物が一気に中世の趣へと変化していきます。Back to the Future!

さて、今回の旅の相棒は佐藤英雄さん。アメリカゴルフツアーには何度も一緒しましたが、ヨーロッパ方面は今回が初めてです。

佐藤のおっちゃんと娘。1387年完成の「ジョットの鐘楼」をバックに記念撮影。(2010年11月4日20:07CET)

↑ 自分の画像を載せたいのですが、右側の方に撮っていただいた写真は殆どが使い物にならない代物ばかりでした…(笑)。

フィレンツェの街は何処を訪ねても、中世が満ち満ちています。あたかも悠久の歴史の中を漂っているかのようです。

ほらね!

「ヴェッキオ宮殿」。1314年の完成当時は、フィレンツェ共和国政庁舎として、そして現在は、フィレンツェ市庁舎として使われている。(2010年11月4日20:26CET)

しばらく街歩きを楽しんでいると、すこしお腹が空いてきました。待望のレストランに向かいます。

アルノ川の南側にある「イル・キャンティノーネ」。

Ristorante il Cantinone.(2010年11月4日20:35CET)

雰囲気からして、美味しそうな感じです。

Ristorante il Cantinone の内部。(2010年11月4日20:46CET)

イタリアのレストランの開店時間は、(早いところで)午後7時半。日本に比べて遅めですが、店内は笑い声が絶えず、賑やかで、とにかく楽しそう!

早速料理を注文します。

前菜は、「キャンドルで温めたペースト3種のクロスティーニ」 。プリモは、「トマトとペコリーノチーズとキノコのピザトースト」。そしてパスタは、下の二種・・・

「イノシシ肉のミートソースのパッパルデッレ」 Pappardelle al ragu’ di cinghiale maremmano.(2010年11月4日21:25CET)

イノシシ肉は人気メニューで、美味です!

「オニオン、トマト、イタリアンチョリソ、黒トリュフのスパゲッティ」 Spaghetti con caciocavallo e n’duja di Spilinga.(2010年11月4日21:25CET)

11月はキノコの旬。トリュフやポルチーニなどが盛りだくさん。芳香が食欲を一層そそります。

セコンドには、「仔牛の骨付きすね肉のトマトソースとグリーンピースの煮込み」 をいただき、最後は「エスプレッソ」で締めました。

「Buono!」

当然のことながら、佐藤さんは「キャンティ・ワイン」を満喫されていました(笑)。

市街南側を流れるアルノ川に架かるサンタ・トリニータ橋からポンテ・ヴェッキオ橋を望む。(2010年11月4日22:22CET)

こうして晩秋のフィレンツェの第一夜は、静かに更けていきました。
寝付きが早い佐藤さんの静かな「○ビキ」とともに・・・(笑)。

「Buona notte!」

【本日のつぶやき】何とも魅力的なフィレンツェですが、空の玄関口となるフィレンツェ空港の滑走路は1,700mほどで手狭い。大型機の就航はできず、搭乗は昔ながらのタラップを使い、ターミナルとの移動はバス。年間乗降客数は約170万人。(観光客の大半は列車を利用するようだ。)翻って日本の地方空港はジャンボ機も飛べて、きれいで便利。これぞ県の顔とばかりに豪華さを競う。でも、ターミナルは閑散としてますよねぇ…。空港の整備の前にやることがあるのかな、とも思った。

TO BE CONTINUED…

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大南 信也

グリーンバレー理事長。日々「せかいのかみやま」づくりに精励してます。人を強制せず、人に強制されずの自由人。職業?「社会起業家のたまご」としときます。最近の関心事は(西村さんの向こうを張って)「みんなの仕事をつくること」。そして、クリエイティブに過疎化を進める「創造的過疎」。

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コメント一覧

  • てめぇ~ら、かくれて 行きやがってぇぇぇ・・・・・・!

    2010年12月2日 19:39 | ニコライ

  • へへへ・・・、スンマヘン。 露店で特製の土産買ってきたからネ!

    2010年12月2日 21:28 | 大南 信也

  • posso sentire l'odore del tartufo tramite il mio computer. impressionante.

    2010年12月3日 03:07 | senor adam

  • ただでさえまるい顔が みるみるうちにさらにまるくなって 今もなお、戻りません…。 comunque Adam-san te parli l'italiano? molto bravo!

    2010年12月3日 08:48 | 大南娘。

  • 事実のまんまを書いた方がいいだろうとの思いから、 「こうして晩秋のフィレンツェの第一夜は、静かに更けていきました。」 の後に 「寝付きが早い佐藤さんの静かな「○ビキ」とともに・・・(笑)。」 を付け加えました(笑)

    2010年12月3日 09:17 | 大南 信也

  • アダムさんのイタリア語コメントが分からんかったので、ネットで翻訳。 「コンピュータ越しにトリュフの香りが漂ってきました!」 こんな感じだと思われます。ニコライさん!

    2010年12月3日 09:20 | 大南 信也

  • 愛娘(笑)さまへ、 滞在終盤に撮影した画像の投稿は自粛いたします。                              父より

    2010年12月3日 09:23 | 大南 信也

  • おみやげにはだまされんぞぅ~・・・・・。(笑) アダム君。 いつもは、全然わからない英語を書いているけど、 イタリア語は、すなおに書いている感じやねぇ・・・。 大南娘さんのイタリア語は、わかりません。 “ アダムさんって、パリリっとした イタリアーノ。 とっても、ブラボー!” 日本語訳  合ってる? ほとんど(書いてある、そのままやないか。)(笑)

    2010年12月4日 01:04 | ニコライ

  • マイ・コンピュータは中国製ある、私が12月の正しいボタンを押せば時々イタリアのきのこの香水はきゅうりうおである場合もある。 私の表面は雪から成っている。 私は氷の王である。

    2010年12月4日 05:28 | adam

  • ニコライさん 「ところで アダムさん、イタリア語話せるの? すごく上手!」 と、意外にもほぼ正解! 笑

    2010年12月4日 07:47 | 大南娘

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