「草木染めで自然の色をたのしもう」第9回 藍の生葉染め 編 [手でつくる教室26]

学び、ものづくり

作田祥介

投稿者:作田祥介

場所:
鬼籠野すみはじめ住宅「西分の家」
開催日時:
2019年6月23日 10時30分〜14時30分

五月のある日、緑生い茂るスダチとウメ畑の間を抜ける小道の先の空に目をやると、黒と赤の鯉が風の中を泳いでいました。

木の柱がすくっと空に伸び、吹き流しとともに鯉のぼりが風に舞い、突先には矢車ではなく緑の葉っぱが見えます。


ここは草木染めの仕事を営む瀧本昌平さんの工房へと続く道端です。
岩手から訪れた友人たちとともに、どのように「♪屋根より高い鯉のぼり」を建てたのか、瀧本さんに聞きました。

「一番上の吹き流し、あれを染め直した。60年前のものを親戚から頂いてきて。けど、色あせせて汚なぁなってたんや。父ちゃんの技術の見せ所やと思って。よっしゃ!染め直してきれいにしたるって。縫い直しを藤本さん(神山で服づくりを営む)にしてもらってできた。」
 


「めっちゃ大変やったよ。杉の、良い太さのまっすぐな木を選んで切ってきて。14メートルの木。頑張って運んできて。友だちの子どもたちも一緒に皮を剥いて。時間と手間がかかってる。
近所の90歳近いじいちゃんがすっごい協力してくれた。楽しんで。そういう人に知恵ももらいながら。」
 

「上の子が生まれた時は、こういう鯉のぼりを作ってあげたんよ。全部染めで。けど、『♪屋根より低い鯉のぼり』て歌うわけよな。やっぱ高い方がいいよな。それで今年は頑張った。」
 


藍染めの染料となる蒅(すくも)や藍建の話も詳しく聞かせてくれた

第26回目の「手でつくる教室」では、近所のおじいちゃんや友だちの協力を得ながら子育ても仕事も励む瀧本さんを先生に迎え、青々と育った藍の生葉染めを楽しむ会を開きます。
藍は工房近くの畑で無農薬で育てられ、朝一番に刈り取られたものです。葉を絞る染め液づくりから染め上がりまで、夏ならではの染めものを楽しめます。

【染めるもの】①または②のうち、ご希望のものをお選びください。
①シルクの靴下
②持ち込みの自由染色(但し、大きさや重さなど応相談。どんなものを染めたいか、事前にお知らせくださいませ。)

「自然の色を楽しもう」草木染めワークショップ第5回 藍の生葉染めの回(2018年5月)の様子

【参加費】
3,000円(材料費込み)
※親子でご参加のご希望の方は親御さん1名3,000円、お子さま1名1,000円にてご参加いただけます。材料の準備のため、お申し込み時の前払い制です。また持ち込みの場合は参加費が変わる場合がございます。

【ランチ】
染めて乾くのを待つ間、参加されている皆さん・スタッフと一緒に昼食をとる予定です。ご希望の方はご用意します。700円程度。ご自身のお弁当持参もOKです。

【定員】
10名程度

【お申込フォーム】
https://forms.gle/iujE7JE5jZoVqGUG9



瀧本 昌平
昭和57年生まれ。徳島県出身。京都の染工房で修業したのち、地元徳島で独立。幼少時の楽しい思い出から神山へと導かれ、染めものを生業としながら稲作や畑をして家族で生活を営む。
染昌 facebook 

「手でつくる教室」について
この会は、神山で暮らし、「つくること」を仕事にしている人たちから アットホームに学べる「手でつくる教室」の一環で開催します。教え手は、学校の先生ではないため教えることに慣れていないかもしれません。しかし、日々のつくるプロセスや神山らしさを活かした仕 事を重ねる中で得た経験や技術、想いなど、人に伝えたいことがある人たちです。
2017年の11月から始まり、これまでに草木染め教室や魚をさばく教室、曲げわっぱの弁当箱づくり教室など25回開いてきました。ご興味のある方は、直近の記事をご覧ください。 

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公開日:2019年5月28日

作田祥介

作田祥介

神山つなぐ公社 しごとづくり担当・理事 神山の本好きが集まる「ほほほんクラブ」部員

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