花より石積み

手入れ2019年4月14日

Ikkun

投稿者:Ikkun

(伊藤 友宏)

3/30~3/31の2日間、上分江田で4回目の石積み学校が終了しました。
修復後と修復前の写真を並べてみます。見違えるほどきれいに積めました。もはや同じ場所には見えません。大満足。


石積み学校は、崩れかけた石積みを実際に修復しながら積み方を学べるワークショップです。今回の講師陣は、石積み学校の金子さん、神山町の司建工さんからは石積み歴60年の真淵さん、同じく司建工の竹田さん、以上の豪華3名でした。そして今回も県内、四国、中国・九州地方から、11名の方が石積みを習いに神山まで来てくれました。なかには昨年に引き続き参加してくれた方も!

参加者、講師のみなさん、ありがとうございました!

作業を振り返ってみましょう。


江田集落は、菜の花と桜が満開!しかし、現場はもともと田んぼだった段畑。古い石積みを崩し始めると、足元はどんどんぬかるみます。泥に埋まった古い積み石は見て見ぬ振りをしたくなるのですが、ここをサボると一番大事な根石がちゃんと置けません。泥に埋もれながらも、ショウセン使って掘り起こします。


道路からよく見える現場。いつもより間隔を密に丁張りをかけます。石積みの面をピシッと揃えるためです。今回もだいたい3分勾配でした。


補充用の積み石とグリ石は、江田の林道から事前に集めておいたり、西森組さんから分けてもらいました。ただの石ころですが、空石積みには欠かせない資材になります。石積みを修復したい人は、日頃からコツコツひろい集めておきましょう。


積み石のおしりを下げて、丁張り見ながら面をそろえて。根石を置いたら、どんどん積んでいきます。失敗を恐れずに積んでみるのが、上達への近道です。2日目はぬかるみに板っきれを敷いて、作業環境が良くなりました。時間に余裕もあったので、玄翁で積み石の面をつくってみます。玄翁の使い方も、経験してコツを掴むのが一番。ちょっと割るつもりが、バラバラに砕けてしまうことも。そんな時でも、ぐり石としては使えるので、結果オーライです。

天端を丁寧に揃えて、持ち上げた土をならして、2日目の14時過ぎには作業が終わりました。

江田で石積みしてると、土からよく水が滲み出てきます。それだけ水に恵まれた土地なんでしょう。水がはけやすいように石積みの裏にグリ石を多めに入れたりと、表には見えない水の流れを意識するようになります。またこの段畑は大雨が降ると、上を流れる用水から、水があふれ出ているそうです(だから崩れてたんですね)。今回は石積みの作業と並行して、上段の畑に水路も掘りました。


スコップで掘っただけの溝ですが、人間の手が加わって水の流れが改善。棚田の生い立ちが、少しわかった気がしました。


次回の石積み学校はまた11月ごろ、今回の現場の下段を修復します。

他にも幅1~2mくらいの修復箇所が3箇所あります。こちらは1日で積み直せると思うので、石積みやってみたい人が2~3人集まったら、一緒に作業してみましょう。



Ikkun

Ikkun (伊藤 友宏)

1989年生。奈良市出身→大阪→フィンランド→いま神山。移住交流支援センターの担当してます。 移住支援センターのアカウントにも、昔の記事あります◎ https://www.in-kamiyama.jp/author/immigration

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