SFC石川研展「神山ひとまわり」4夜連続イベントの話

なんでも2019年7月31日

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投稿者:西村 佳哲

来月盆明けの8/21(水)〜25(日)。慶應大学SFC・石川初研究室の、3年間のフィールドワークのまとめ展「神山ひとまわり」が開かれます。東京の何カ所かと、あとベネチアで展示されてきたその全体像が、現地・神山でお披露目される。

学生さんたちが訪ね歩いた集落の先々で、スイカ切ってくれたりした、神山の方々にも見て欲しいからですね。
彼らによる「フィールドガイド・ツアー」も実施される。申込み制。これはいいんじゃないでしょうかー。ブラッと来ても、入ってゆけないしわからない世界の隅々を、石川研の〝目〟で案内してもらえる。

追記:ガイドツアーの申込受付が始まりました … 8/2
エリア: 名(みょう)「暮らしと応答する道」
エリア: 谷(たに)「神山の道 伝統的な歩経路/つづら折れの車道/等高線を描く水の道 とサンセットウォーカーの散歩道」
エリア:  大埜地(おのじ)「神山の起源をたどる」
>Peatix/神山ツアーページ

昼の展示やガイドツアーに加えて夜、4夜連続でトークイベントがひらかれます。町内在住者・出身者は無料で申込も不要。
町外からおいでになる人は、Peatixページから申込要。参加費は1,500円ほど。

以下順不同で書きますが、この3年間のあれやこれや、通いながら感じ・考えてきたことを、同研究室のラスボスこと石川初さんが語り下ろす2時間は 3夜目 8/23(金)の夜。聞き手は元WIRED編集長、現黒鳥社の若林恵さん。
8/23(金)イベント詳細ページ | Peatixで申込

若林さんの話もたくさん聞かせてもらえるといいな。

その前日 2夜目 8/22(木)のゲストは、早稲田大学 創造理工学部で建築史を掘り下げている中谷礼仁(なかたに のりひと)さんと。「千年村プロジェクト」をめぐって。ご存知でしょうか。詳しくはページを読んで欲しいんですが(詳しく書いた)、非凡な方です。切れ味がよく、かつ知性のハンドルに遊びもある。
8/22(木)イベント詳細ページ | Peatixで申込

毎晩、気合い入ってます。

4夜目 8/24(土)のゲストは、「風土形成事務所」でランドスケープ・デザインを手がける廣瀬俊介さん。詳しくは読んで欲しいんですが(詳しく書いた)、地域性にもとづく環境計画や建築設計に関心のある人は「お願いだから全員集合してください」という気持ち。
8/24(土)イベント詳細ページ | Peatixで申込

この夜は聞き手に田瀬理夫さんも交わります。

そして8/21(水)最初の夜は、神山で映像制作の仕事をしながら昔の古い写真のデータ化をコツコツ重ねている若手・小松崎剛さんに、ハードディスク抱えて来てもらい、時間旅行のような大投影会をひらきます。
8/21(水)イベント詳細ページ | Peatixで申込

 

毎晩来て欲しい。石川初さんと僕は毎晩出ます。

町外からお越しになる方はPeatixでお申込みください。あと神山の宿泊施設の延べ床数がそう多くないので、宿の予約も! 以下会場に近い順で。
まず道を挟んで向かい側にあるのが「WEEK」。宿泊棟の設計は伊藤暁さん。石川研にレゴ化された建物の一つでもある。

次に近いのは「さくらや旅館」さん。お遍路さんのブログに載っていたコメント→「お風呂は小さいけどとてもきれいで気持ちがいい」。次はairbndbの「カフェオニヴァ」。オーガニックワインと料理の美味しいビストロで、ご飯だけでもお薦め。海外のお客さんが多く、満室になりやすい。「一日一組までにしている(その方が自分たちも楽しいから)」と以前聞いた。

次に近いのは「作良家」さんですね。そして「神山温泉」。お湯がトロッとしていて気持ちいいです。で、最後に(比較的近いところで)「moja house」かな。海外青年協力隊でバングラディッシュに入っていたモジャさんが今年ひらいた小さなゲストハウス。

 

来るついでに、神山のまちの状況・最近の流れを聞いてみたい人がいたら、神山つなぐ公社の「創生戦略レクチャー」が8/22(木)14:00〜15:30にある。あと翌日23日の14:00〜15:30、グリーンバレーのレクチャー「神山のまちづくりや創造的過疎について」も実施される。(「視察・ヒアリング・講演などのご依頼について」ページから要申込)

というわけでお盆明け、最大4泊5日でお越しください。:-)

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西村 佳哲

にしむら よしあき/1964年 東京生まれ。リビングワールド代表。働き方研究家。武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。元神山つなぐ公社 理事(2016〜21)。著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『ひとの居場所をつくる』(ちくま文庫)など。

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