眼差しの先にあるもの

なんでも2019年11月30日

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投稿者:神山つなぐ公社

本記事はイン神山内のほぼ月報という枠組みの中で執筆しました。2019年〜2021年までは神山つなぐ公社が「まちの様々なプロジェクトのいま」を、2022年以降は神山つなぐ公社とグリーンバレーで「神山に関わるみなさんと共有したいまちのできごと」をお伝えしています。

11月は「大埜地の集合住宅」の敷地内にあるイチョウや紅葉の木の葉が色づいて、すっかり秋の風景に。段階的に建設中の住宅では、第一期に続き第二期の入居者さん達も暮らしていて、「トントントン」と大工さんが腕を振るう工事の音に混ざって、子ども達の笑い声が響いていました。

住みはじめた頃は赤ちゃんだった子が、今では自分の足でしっかりと歩いていて。保育所に通っている子は、来春には小学校に入学。高校生が山でどんぐりを拾い育て、敷地に植えてくれた苗も、ぐーんと成長して背が高くなりました。めぐる季節と同じように、今しか見られない姿と景色が広がっています。

この場所で、2020年度にオープン予定の「鮎喰川コモン」も少しづつ、現われ始めています。2019年11月10日(日)・11日(月)の2日間、「まちのリビング」を考える会〜敷地と建物を感じよう編~がありました。

この日は施設の説明を聞くというよりも、みんなで楽しく敷地を歩きながら、この場所にあるものを感じる時間。子どもから大人まで、スマートフォンやカメラを片手に気になる風景を写真に撮っていきます。鮎喰川にある大きな岩や、腰を落としてゆっくりできそうな川辺。まだ名前のない空き地だったり。


どこか良いかは正解がなくて、本人の感じるままに。散策の後に、現場事務所で模型を見ながら共有する時間も。「あそこ、いいなあ」と眼差しをむけた先に、自分の居場所ができていくようで。なんとも不思議な時間でした。
・開催レポート【「まちのリビング」を考える会〜敷地と建物を感じよう編~】

いよいよ2020年1月26日(日)に「鮎喰川コモン」は上棟を迎えることが決まりました。当日は棟上げのお祝いとして、餅つきや餅投げがあるそう。みんなでお祝いです。

<執筆:藤本彩>

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神山つなぐ公社

神山つなぐ公社は、神山町の地方創生の一環で、2016年4月に設立された一般社団法人。「まちを将来世代につなぐプロジェクト」に取り組んでいます。

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