空き家を町の活力に / NPOグリーンバレーと一緒に活動する「神山町まちぐるみ研修生」を募集します

募集中2024年8月9日

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投稿者:移住支援センター

こんにちは。認定特定非営利活動法人グリーンバレー・移住交流支援センター担当の伊藤です。このたび徳島県神山町では、NPOグリーンバレーと一緒に活動してくれる、神山町まちぐるみ研修生(地域おこし協力隊)を募集します!

活動のテーマは、空き家×賃貸サブリースです。

NPOグリーンバレーは、2008年度より神山町移住交流支援センターの運営を本格スタートしました。当初は地元理事メンバーのボランティアで始まった活動ですが、今は神山出身Uターン女子1名と、趣味が石積みIターン男子1名、古民家好きIターン建築士1名(パート)の2.5人体制で運営しています。2023年からはNPOグリーンバレーで不動産業の免許も取得しました。

神山で家を探したい方と空き家のマッチング業務を始めて17年、今まで124件の空き家のマッチングをお手伝いしてきました!

神山町の住まいの状況

神山町はもともと民間の賃貸住宅が少なく、家や土地は親から子に引き継がれ、親戚やご近所さんの間でやり取りされてきた土地柄です。家を探す人にとっては、町営住宅に申し込むか、自分で新築もしくは中古物件を購入するか、空き家を借りるかしか、住まいの選択肢はありませんでした。

私たちは空き家の紹介を行っていますが、改修しないと住めない家がほとんどで、引っ越しのハードルが高く、神山での家探しを諦める方も少なくありません。また空き家と一口に言っても、状態や立地、家主さんの希望条件は様々で、ただ空き家として紹介するだけでは、活用に結びつきにくいケースがあることもわかってきました。

NPOグリーンバレーでそうした空き家を管理、改修、賃貸物件として運営することで、将来に残すべき空き家を活かし、いま必要とされている住まいを増やす。神山の空き家利活用のサイクルを積極的に回していくことで、里山の景観を未来へつむごうとしています。

空き家の賃貸サブリースの取り組みは、息の長いプロジェクトになります。今回の採用にあたっては、地域おこし協力隊としての任期が終了したあとも、継続してNPOグリーンバレーのメンバーとして活動する意思がある方に、来ていただけたらうれしいです。

業務内容について

神山町まちぐるみ研修生の方には、主に空き家を活用した賃貸サブリース物件の管理・企画運営業務に携わっていただきます。管理物件の家主さんや入居者、ご近所さんとのコミュニケーションだけでなく、家の敷地の草刈りや剪定などの準備、改修の計画や手配など、物件の維持管理に関する様々なことを想定しています。詳細は末尾の募集要項をご確認ください。

地元の庭師さんに教えてもらいながら、シェアハウスの入居者の皆さんと庭木の剪定をした様子。
作業をただ外注するのではなく、参加者が剪定について学ぶ場づくりを心がけています。

また、管理物件に関することだけではなく、グリーンバレーが受託運営している神山町移住交流支援センターの業務を行うこともあります。神山で家を探している方の相談を受けたり、空き家の活用方法を家主さんと一緒に考えたり、空き家の片付けなども業務に含まれます。

空き家の片付けの様子。
私たちメンバーだけでなく、頼りになる助っ人の皆さんにも協力してもらいながら、分別作業を行います。

空き家に残った家財をリユースする「モノストック」は、オープンデーを月に1度開催。
家屋だけでなく、モノの町内循環も大事にしています。

メッセージ

NPOグリーンバレーは、今年で設立20周年を迎えました。「日本の田舎をステキに変える!」をミッションに、移住交流支援事業以外にも、「神山アーティスト・イン・レジデンス」やコワーキング施設「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」の運営など、多岐にわたるプロジェクトを展開しています。小さなまちづくりのNPOとして、世代交代を進めつつ、新しいチームづくりの真っ最中です。自分一人ではできないことも、チームで協力しあいながら進めています。その時々に起こることを一緒に楽しみながら、新しいことに挑戦する人をお待ちしております。

1999年から行なっている神山アーティスト・イン・レジデンス。2023年のアートツアーの様子。
今年25周年を迎える活動は地域のイベントとして根付いています。

空き家の賃貸管理業務についてのブログ記事
 →畳、上げました
 →天井、落としました
 →どぶ、さらいました

過去の移住交流支援センター求人記事
 →神山で暮らしたい人と空き家や地域との仲介役 |神山町移住交流支援センターで働く

片付けやモノストックについて
 →空き家から出るモノで暮らしを豊かに!

神山の空き家について
 →空き家のミカタ_vol.0 連載始めます!

家さがしについて
 →パンフレット「神山で家さがし」
 ※本件募集にあたり、研修生用の社宅は用意されていません。町内で住まいを探す必要のある方には、NPOグリーンバレー担当者との面接の中で、住まいについてのヒアリングを行い、移住交流支援センターとして住居の選択肢をご提案いたします。住まいの条件が合わず神山町への引っ越しが叶わない方は、地域おこし協力隊の制度上、採用に至りませんことをご了承ください。

募集要項

募集職種

神山町まちぐるみ研修生(地域おこし協力隊)
※神山町HPの「令和6年度神山町まちぐりみ研修生募集要項」も必ずご確認ください。

採用人数

1名

勤務場所

徳島県名西郡神山町神領字中津132  
神山町農村環境改善センター内 神山町移住交流支援センター

雇用形態

神山町と業務委託契約を結び業務にあたります。期間は採用から1年間(採用が年度途中の場合は年度末日まで)、双方の協議によりこれを最大2回更新することができます。ただし、初年度は委嘱日の属する年度末までとし、原則年度単位での延⻑とします。町との契約終了後は、NPOグリーンバレーとの雇用契約への移行を協議できます。

業務内容
(8/12
追記)

①賃貸サブリース事業の管理業務
 -家賃の支払い、受け取り
 -契約更新・解約手続き
 -ご近所とのコミュニケーション

②賃貸サブリース事業の物件管理業務
 -建物共用部の清掃、敷地管理(草刈り、剪定)・備品管理等
 -修繕改修工事の管理・計画・手配
 -管理物件を活用したワークショップ等企画

③神山町移住交流支援センターが行う移住相談業務
 -移住相談・現地案内対応
 -空き家の残置物の清掃業務

給与・待遇

・業務委託の額は240万円(月当たり20万円程度)を上限とします
 (これには月額報償通勤手当・賞与なども含みます。)
・家賃補助あり
・通勤手当あり
・傷害保険あり

※委嘱期間は個人事業主扱いとなるため、国民健康保険加入・確定申告要。

募集対象

次の条件を全て満たす方を採用の条件とします。

1. 申込時点で、3大都市圏または地方都市など(過疎、山村、離島、半島などの地域に該当しない市町村)に在住し、採用後に神山町に住民登録を移し、異動できる方
2. 研修生としての活動期間終了後も、神山町に定住し、就業・起業しようとする意欲を持 つ方
3. 空き家の活用を通じた神山町の活性化に興味があり、地域住民と共に積極的に活動ができる方
4. 心身ともに健康で誠実に業務を行うことができる方
5. 普通自動車免許を有している方(マニュアル可が望ましい)
6 パソコン(ワード、エクセルなど)の一般的な操作ができる方

※1の条件を満たすかご不明な方は、応募書類提出前にお問合せください。

応募方法

以下の書類を、神山町役場総務課までに郵送、メール、もしくは窓口に持参 する方法により提出してください。
 ・履歴書(顔写真貼付)
 ・職務経歴書(A4 サイズ 1 枚・様式自由・アルバイトの経歴も可)
   職務の経歴については、なるべく詳細に記入してください。
 ・住民票抄本の写し

応募書類提出先
 〒771-3395 徳島県名西郡神山町神領字本野間 100 
  神山町役場 総務課 企画調整係
電話 088-676-1111   メール soumu@kamiyama.i-tokushima.jp 

ステップ

第1次選考
・履歴書をもとに書類選考を行います。
・着任予定事業者である認定特定非営利活動法人グリーンバレー担当者との面接(対面またはオンライン)を行います。 結果は応募者全員に連絡します。

第2次選考
第1次選考通過者を対象に最終面接を行います。 結果は面接受験者全員に文書で通知します。

求人問い合わせ

特定非営利活動法人グリーンバレー
・メール greenvalley@in-kamiyama.jp
・件名「求人問い合わせ」にてお願いいたします。
・1週間以内に返信いたします。

 

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移住支援センター

物件紹介から交渉、契約、地域への順応支援にいたるトータルサービスを提供。 「こんなところに住みたい」という移住希望者の要望と、「こんな人に来てほしい」という所有者や地域住民の仲介役を果たします。 「これがダメなら、あれはどう?」というような不動産屋さん的な対応はしません。 最適で、最善の組み合わせを実現するため、一件一件に時間をかけます。 家探しには忍耐が必要です。その忍耐力をお持ちかどうかも、マッチングの大きな要素となります。

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