Vol.03
7つの地区から辿る
神山のいま、むかし
各地区に残る史料を手がかりに、
長く住む方々とかつての様子を辿ります。
浮かび上がってくるまちの姿とは?
-
第0話
まえがき/史料から見えてくるもの
2022年8月29日 公開
各地区のむかしの様子を辿っていく本企画。手がかりとするのは、地区にのこる古い史料。かつての地図や、町史や村史、江戸時代の棟付帳…。そうした史料からはどのようなことが見えてくるのか。神山町在住の歴史研究家・高橋啓さんの言葉から考える。
つづきを読む
-
第1話
上分地区、川又の大塚旅館にて
2022年9月30日 公開
最初に訪れたのは、上分地区。西に東宮山、南に雲早山を望むこの地は、集落のほとんどが急傾斜地に位置する。農耕をするには恵まれていると言い難い条件のなか、人々はどのような暮らしを営んできたのだろうか。
つづきを読む
-
第2話
下分地区、今井・粟飯原邸にて
2022年12月20日 公開
西は上分、東は神領、北は左右内と隣接している下分地区では、地域内外の人が足を運び、集う、お祭りや行事が昔からあったという。かつては、中央に流れる鮎喰川とその支流を目安に4つの地区に区切った「組」と呼ばれる共同体があり、地域活動の基盤が作られていた。
つづきを読む
-
第3話
左右内地区、黒口、松坂の家々を訪ねて
2023年2月14日 公開
静かな杉林を進むと、民家が点々と佇む左右内は、7つの地区の中で最も規模の小さな地区である。学校や農協、商店などが集合していた鍋岩周辺や、傾斜地に点在している各集落では、どのような関わり合いと暮らしがあったのだろうか。
つづきを読む
-
第4話
阿川地区、二ノ宮の阿川公民館にて
2023年3月31日 公開
早春に、地域一帯が梅の花で彩られる「梅の里」としての印象が強くある阿川。しかし、実際に車を走らせてみると、それは阿川のほんの一面でしか無いことがよくわかる。日頃から交流のある3名の話を頼りに、まちの様子を辿っていく。
つづきを読む
-
第5話
広野地区、歯ノ辻、南行者野の家々を訪ねて
2023年3月31日 公開
阿川に続き、旧阿野村に属するもうひとつの地域である広野。鮎喰川の下流に位置し、須賀山を望む五反地(ごたんじ)や、夏には川遊びを楽しむ人の姿が多く見られる高瀬(たかせ)などの地域があります。また、四季の植物を楽しめる神山森 […]
つづきを読む
-
第6話
鬼籠野地区、川東の鬼籠野公民館にて
2023年3月31日 公開
路線バスで神山町へ向かうと「オロノ」という停留所に行き着きます。漢字に変換すると「鬼籠野」ですが、カタカナ表記は初見の来訪者への配慮でしょうか。 神山町の南東に位置する鬼籠野は、スダチの一大産地として有名です。「催しをす […]
つづきを読む
-
第7話
神領地区、神山町農村環境改善センターにて
2023年10月20日 公開
最後に訪れた神領地区は、地理的にちょうど神山町の真ん中に当たります。役場や消防署、農協の支店に学校など、町の様々な機能が集まっています。中央に位置する大粟山には、食物の神様である大宜都比売神(オオゲツヒメ)が鎮座する上一 […]
つづきを読む
-
第8話
番外編:後藤町長に聞く、いま、むかし
2023年3月27日 公開
番外編として、生まれも育ちも神山で、長年町長を務めてこられた後藤町長にお話を伺いました。公私ともにこの地を見渡している町長の目に、まちの移り変わりはどのように映っているのでしょうか。
つづきを読む