神山町と考える、これからの住まいと暮らし〔2019夏・開催レポート〕

住まい2019年8月5日

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投稿者:高田 友美

こんにちは、神山つなぐ公社・すまいづくり担当の高田です。

7月最後の週末、入居募集中の集合住宅のPRの一環として、
町役場の馬場さん、つなぐ公社・つたえる担当の藤本さんと一緒に、
東京・鎌倉で、合計3つのお話会を開催させていただきました。

全体テーマは、前回1月の開催から同じく
「神山町と考える、これからの住まいと暮らし」。

会場ごとにさらにテーマを絞り、
素敵なパートナーの皆さんとともに話を交わして、
とても充実した2日間でした。
その全3回の様子を、少しづつお届けします。

●2019年7月27日(土)午後 @東京・芝の家
「子どもの居場所をめぐって」

普段から多世代が気軽に立ち寄れる場として親しまれている東京・芝の家
夏休みに入った小中学生の子どもたちも、お話会とは関係なく、
普段通りに遊びに来ていて、それぞれ自由に過ごしている気配を
横に感じながらの開催でした。

​「芝の家」での活動、最近の神山の取組、それぞれの状況を共有した後、
参加者の皆さんとも話を交わしながら、すごくよいな、と思ったのが、
芝の家でも神山町でも、子どもたちが、多様な大人と出会う機会が生まれていること。
そうすることで、子どもたちが小さい頃から、いろんな体験をできたり、
多様な価値観を知る機会が増えているのをうらやましく感じました。
また、大人にとっても、子どもの思いがけない視点から刺激を受けたり、
地域の人たちに見守られる中で、子育てできる安心感がありそうです。

芝の家によく子ども連れで足を運んでいる方や、子どもの居場所づくりに
関わっている方も多く、神山の取組に熱心に耳を傾けていただきました。
子どもたちからも合いの手が入ったりして、私たちも芝の家を中心とした
コミュニティの輪の中に迎え入れてもらったような気分。

「こども市のアイディアは、ぜひ芝でもやってみたい!」
「神山と芝のコミュニティ同士で今後も交流していけたら」など
すぐに具体的なアクションにつなげていきそうな勢いでした。

「誰か芝の人が、神山の集合住宅に入居したら、
 神山に遊びに行きやすくなるねー」というコメントも。
入居申込、お待ちしています!(笑)

芝の家の「ちゃぶ台日誌」に掲載してくれた
開催レポートもぜひご一読ください。

●2019年7月27日(土)夜 @鎌倉・Verve Coffee Roasters
「神山と鎌倉とあなた」

2つ目のお話会は、鎌倉のおしゃれなコーヒー屋さんにて。
「○○と鎌倉」という地域間メディアを主宰するお二人が企画してくれ、
鎌倉界隈の皆さんがたくさん集まってくれました。
最初に、○○と鎌倉がこれまで展開してきた
五島(長崎)や阿久根(鹿児島)との地域間交流の事例を
聞かせてもらったことで、神山×鎌倉でできそうなことへの
ワクワク・妄想が広がりました。
参加者の皆さんからも「神山と鎌倉とあなた」でやってみたいこと・興味があることを
シートに書いてもらい、そこからクロストークを展開。神山×鎌倉の合宿企画もほぼ確定し、夏以降には、鎌倉とのコラボ企画がいろいろ生まれていきそうな予感です。

お店の方とのコラボで、神山ビールやかまパンもアレンジして提供していただいて、
大好評でした♪

●2019年7月28日(日)午後 @東京・リトルトーキョー
「地方で暮らす、ということ」

3つ目のお話会は、地域と住みたい人をつなぐ移住スカウトサービス「SMOUT」の
編集長・松原佳代さんと「地方で暮らすこと」について語りました。

「暮らしをつくろう」という松原さんの話を聞いていて印象的だったのは、
「これが必要」というMUSTをいったんとっぱらって
「こうありたい」というWANTを大切にすると、
自分が暮らしたい場所が見つけやすくなるのではないか、という言葉。
(ごめんなさい、うまく再現できていません)

ご自身も結婚や子育て、転職など、ライフステージが変わるタイミングなどで
東京から鎌倉へ、そしてこの8月にはポートランドに移ることを決めた中で、
見えてきた自分なりの「軸」があるそう。

そんな話を松原さんと事前に交わしていたこともあり、今回は、
14個のキーワードを並べた「暮らす場所を考えるときに
あなたが大切にしたいことは?」というシートを作ってみました。

たとえば、神山出身の馬場さんが選んだ3つの軸は、
「学校/教育」「人とのつながり」「人口規模」。

とくに「学校/教育」について、最近の神山の子どもたちは、
アーティストや農家さん、造園職人や外国の人、プログラマー、シェフなど
学校の授業の中でも普段の生活の中でも、いろんな大人と出会ったり
関わったりする機会があって、うらやましい、とのこと。
馬場さんのお子さんも、どんな大人に育っていくのか、楽しみですね。

そんなこんなで怒涛の2日間だったのですが、参加者の皆さんからは
「神山に暮らす人の生の声を聞けてよかった」、「実際に訪れたい」、
「これから一緒に何ができるか考えたい」という声も多数寄せられ、
終了後もメールやSNSで対話が続いていて嬉しく思っています。

―――――
今後も、集合住宅PRの一環として、いくつかの企画を準備中です。

次はお盆休み前の帰省/旅行のタイミングを狙って、
8/11(日・祝)午後3~5時に神山町でお話会を開催します。
テーマは「地元出身の3人が語る、神山のいま」。
詳しい案内はこちら

今回ご参加いただいた皆さんも、残念ながら参加できなかった皆さんも
また何かの機会でご一緒できることを楽しみにしています!

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高田 友美

静岡県浜松市出身。神戸→東京→スウェーデン→滋賀を経て、神山に移り住みました。神山つなぐ公社では「コミュニティ・アニメーター」として、主に大埜地の集合住宅とすみはじめ住宅から始まるコミュニティ育成を担当。休みの日はノラ上手に励んでいます。

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