民家改修プロジェクトとは?

神山町への転入を望む家族は多いものの、物件が不足しており、近年はつねに家を探している状態です。一方で住まい手がいなくなり、窓や戸を閉じたまま、内部から老朽化する家が年々増えています。「民家改修プロジェクト」では、こうした家々を適切に改修し、大切に活用しようとしています。

民家改修は、神山の若手大工さんなどを中心に、岡山在住で尾道の「空き家プロジェクト」も手がけてきた建築家・片岡八重子さんと進めてきました。神山町広野の建築家・橋本健一さん、沢子さん、佐那河内村の建築家・島津臣志さんとも協働。プロジェクトを通じ、まちの大工さんが幅広い視野を持って地域で活躍できるネットワークや、大工技術を継承する後進を育てる機会もつくっていきたいと考えました。

民家改修プロジェクトでは、町内2つの地域(鬼籠野・神領)に「すみはじめ住宅」を整備。「すみはじめ住宅」は、転入を希望する人や家族が、数週間から数カ月間、神山の暮らしを感じながら、地域との相性を互いに確かめ合い、さまざまな出会いや活動が生まれる場です。

民家がこれから100年続く町の資産となるように、基礎や構造躯体の補強、断熱、雨仕舞いなど、しっかりと手を入れて改修を行いました。工事期間には、障子貼りや家具づくりのワークショップ、イベントなども開催するなど、地域のみなさんの手もお借りして完成しました。