アドプト・プログラム|まちは誰がつくっているの?
手入れ2019年7月31日
本記事はイン神山内の「ほぼ月報」という枠組みの中で執筆しました。2019年〜2021年までは神山つなぐ公社が「まちの様々なプロジェクトのいま」を、2022年以降は神山つなぐ公社とグリーンバレーで「神山に関わるみなさんと共有したいまちのできごと」をお伝えしています。
神山に暮らし始めた頃、歩いていて気づいたことがあります。道路も歩き道も、散乱したゴミがないことでした。集落ごとの清掃活動もあるものの、それにしてもクリーン・・・と思うわけです。
決してゴミが出ないということではないので、誰かが、まちをキレイにしてくれている。それは、あたりまえではないはずで。気になり始めた頃、「アドプト・プログラム」の看板も目に入るようになり、アドプト活動のことを知りました。
全国に先駆けて始まった、地域の住民や企業が道路や川の清掃活動を行う「アドプト・プログラム」は、神山町から全国各地の自治体に広がりました。もともとは、1985年にアメリカ・テキサス州の道路局が、高速道路や周辺のゴミ清掃を沿道住民に依頼した「アドプト・ア・ハイウェイ」が起源。1999年に「徳島県OURロードアドプト事業」が県の正式な事業となるまで、日本の道路法では商業的な活動での利用を禁じていたことから、前例のない活動に対する壁は大きかったと聞きます。
徳島県内の県道を清掃する制度として導入する以前から「アドプト・プログラム」に可能性を見出し、町民主体となって清掃活動に取り組んできた歩みは、地続きで今につながっています。NPO法人グリーンバレー、地域のみなさんが、今も楽しそうに続けられている姿がそこかしこに。
活動が気になる!という方は、ニコライさんの臨場感あふれるレポートをどうぞ◎
・6月のアドプト
<執筆:藤本彩>
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