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地域留学|高校生の住まい


神山町は、2019年に学科再編した城⻄高校神山校の新たなスタートとともに、県外からの入学生を受け入れる環境を整えてきました。これまでに町外から通学する高校生へ通学費の助成を行ってきましたが、県外から移り住み神山町で暮らしながら学校へ通えるように、住まいの整備と日常生活の支援を行なっています。

いまいる場所を離れて、中山間地の高校で3年間を過ごすということが、高校生自身や地域にどのような可能性をもたらすか。自然に囲まれたまちで、いま何が学べるか。そんな問いを受け入れ側である私たちが自身に問いかけ続けています。

まちには、古くから続く林業や農業を営む人、ITを使った新しいビジネスに取り組む人など、多種多様な人々が暮らしています。また、大学生や大学院生、海外から来日したアーティストなど、日々多くの人がそれぞれの目的を持って訪れ滞在してきました。

高校生たちが、放課後あるいは休日において、多様な生き方・暮らし方に直に触れることで自身の可能性を広げ、このまちの社会関係資本が培われていく環境づくりを目指しています。
 

県外または遠方からの入学を希望される方のために住まいを整備しています。

城西高校神山校の住まいでは、高校生活3年間を通して、自ら考え、行動し、できることが増えていくように自立を支援します。 具体的には、平日の食事づくりを担当制にして調理することで、将来にわたってバランスの良い食事を作っていけるようにしたり、自分たちの住まいで生じた出来事に対して自分たちでどう対処するか考え行動します。


また、町にいる多様な大人と関わりあい、将来の生き方・働き方を考える機会もつくります。 食事を通した交流、地域活動への参加などを通して、まちの大人から技術や知識を学ぶ体験があるようにしていきます。このような環境をつくる役割として、ハウスマスターと呼ばれるスタッフが高校生たちと共に過ごします。

ハウスマスターは、高校生たちの自主性を尊重し、寄り添い、まちの人たちの理解・協力を得ながら住まいでの暮らしをサポートします。 住まいへの入居を検討される方は、以下詳細をご覧ください。

通学、住居に関するサポート
地域留学体験入学のブログ

概要

神山町内では、地域性をいかした様々な学び・教育の取り組みが存在します。保育所・小学校・中学校・高校など、「学校と地域」の連携によるものとして、「食育プロジェクト」「国際交流プロジェクト」「先生みんなでシリーズ」があります。また町民が現在のまちの状況を知る体験型の「町民・町内バスツアー」を開催しています。

町内にある唯一の農業高校である城西高校神山校、神山町、地域の人々が連携した「高校プロジェクト」が開始(2016〜)。これからの公立学校のあり方を再定義する試みを続けています。まち全体をフィールドにした神山独自の授業「神山創造学」(2017〜)をはじめとする地域連携の取り組みを進めています。これからの「環境」と「食・農」をめぐる感性と技術を学ぶ学校を目指し、カリキュラムの見直し等を経て学科再編を行いました。また、高校生の住まいを整備して県外・遠方からの入学生を受け入れています。(2019〜)。