手でつくる教室「一年を振り返る会」を開催しました

なんでも2018年11月30日

アバター画像

投稿者:藤本 彩(イン神山編集部)

神山町で暮らし、「つくること」を仕事にしている人たちから、アットホームに学べる「手でつくる教室」は2017年11月に始まりました。じっくりと歩みを進めてきた結果、開催数は20回に上ります。11月20日(火)、これまでの一年を振り返る会を開催しました。その様子を写真でお届けします。


今回は「手でつくる教室」の先生になった、瀧本昌平さん・金澤光記さん・長谷川浩代さん・廣瀬千寿美さん・近藤奈央さん・松村慶佑さん・藤本直紀さんが一堂に会しました。7名の先生方と共に教室をひらいてきた作田祥介さん・西海千尋さん。おいしい食事をYusan Pizza(ユサンピザ)の塩田ルカさん。映像記録として、川口映像事務所の鑑子さん・泰吾さん、写真撮影をした藤本彩が集まりました。 

◎当日の様子をお届けする前に、これまで手でつくる教室に関わった先生を少し紹介します。

手でつくる教室|先生紹介(2017年11月〜2018年11月)

天然染料の染物屋「染昌(そめしょう)」を生業としている瀧本さんは、「自然の色を楽しむ」草木染めのワークショップを季節にあわせて定期的に開いてきました。次回は12月15日(土)に「草木染めで自然の色を楽しもう」第7回 茜染め編を開催予定です。
 
寄井商店街にオーダーメイドの靴店「LICHT LICHT (リヒトリヒト)」を営んでいる金澤さんは、教室が始まった当初に端切れでつくる革小物教室を開きました。足と靴のことを伺い、靴づくりで出た革の端切れでメモ用紙カバーをつくりました。
 
南仏家庭料理店「(Café On y va カフェ・オニヴァ)」で、いつも美味しい料理を手がけるシェフの長谷川さん。「家で丸ごとローストチキンを作ろう!」教室で、パーティーや人が集まる際のおもてなしにもおすすめな料理を教わりました。後日、お家で作った時の嬉しい感想が届くなど、家庭での広がりもあったようです。
 
廣瀬さんは、華道、フラワーアレンジを仕事にし、神山町内では下分公民館での生け込み、神山スキーランドホテルで新春の生け込みなども手がけています。教室では、春の花をいかした「春の黄色でお部屋に彩りを」スワッグ作りワークショップを開催しました。
 
「倉良写真館」でフードフォトグラファーの仕事をメインにしながら、ブログ「曲げわっぱな日々」を通して、曲げわっぱ弁当で食べる楽しさや美味しさを伝える近藤さん。「神山杉を使った曲げわっぱ小物入れ作り」「神山杉を使った曲げわっぱ弁当箱を作ろう」など定期開催しています。
 
松村さんは、日本料理の修行をした後、地元神山に戻り、茶房「松葉庵」と割烹料理店「麟角」で腕を振るっています。これまでに、「魚をさばこうイワシ編」「基本的な包丁の研ぎ方を学ぼう」「魚をさばこう第2回サバ編」教室を開いてきました。

「KULUSKA(クルスカ)」で、オーダーメイドを中心とした衣服の仕立てやレザークラフトをしている藤本さん。「手でつくる教室 茶話会 第1回」、瀧本さんと一緒に開催した「そめそめとちくちく-藍の生葉染めとあずま袋を作ろう」「ワラーチを作ろう」など開催しました。
 


会のはじまりは、乾杯から!


その後、写真を見ながら最近の教室を紹介。「工房ツアー」と称し、工房や店を巡った時の話も共有しました。各教室は、回ごとに先生や参加者も違うため、その様子を感じ合う機会にもなったようです。


そもそも、なぜ教室が始まったのか。神山に作り手が集積していることへの関心。神山のまちや人に対する思い、教室を開催してみて思ったこと、作り手たちが感じていることなど、いろんな声が交わされていました。


先生として登場していないものの、神山には様々な分野の作り手がいます。「神山のつくる文化、地元の年配の人たちの知恵や技術をどう伝承するか。生業としている人もいれば、日々の生活や営みの中で作ることをしている人もいる。作り手に会えるまちになれば」という声もありました。


一同「いただきます!」と手を合わせたあと、食べながら団らんする時間も。塩田さんのカレーとチャパティも大好評でした。


食後に集まったみなさんと円座になり、2019年を見据えたこれからについて話を交わし、夜が更けていきました。

「去年の今頃は、手探りで始めた企画でしたが、少しずつ関与者が増え、それぞれの人にとっての教室に対する考えを聞けたことは、月並みですがとてもありがたいです。」と作田さん。

一年を振り返ることで、「手でつくる教室」のこれからが感じられた一夜でした。いろんな形で教室に関わっていただいているみなさん、ありがとうございます。これからの歩みも見守っていただけたら嬉しいです(藤本)。

 

アバター画像

藤本 彩(イン神山編集部)

神山つなぐ公社・つたえる担当。「イン神山」編集部。好物は、かまパンのチョコローフ、スキーランドのアメゴ定食。 最近は石積みが気になっています。

藤本 彩(イン神山編集部)の他の記事をみる

コメント一覧

  • 現在、コメントはございません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * 欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください